新人看護師が半年で辞めたい!メリット・デメリット、2つのポイント
更新:2017/11/27
[新人看護師]新人看護師が半年で辞めたいと思ったら、どうすれば良いのでしょうか?
入職後半年で辞めたいと思った新人看護師さんのために、半年で転職するデメリットとメリット、こだわるべき2つのポイントを説明します。
この記事の内容はこれ!
新人看護師が半年で辞めたいのは心身ともに疲労が蓄積しているから?
新人看護師が半年で辞めたいと思うのは、心身ともに疲労が蓄積して、耐えられないと感じているからではないでしょうか?
入職後半年で辞めたいと思うのは、いろいろな理由があると思います。
- 先輩看護師が怖い
- 仕事についていけない
- 仕事ができない自分が嫌
- 理想の看護と違う
- 体調が優れない
- 仕事中心の生活にウンザリ
こういった理由があると思いますが、1つの理由だけでなく、いろいろな理由が複雑に絡み合っていて、心身ともに疲れてしまい、耐えられなくなっているのだと思います。
入職後半年経つと、夜勤に入り始める新人看護師は多いですね。それまでの激務に加えて、生活リズムまで乱れると、一気に疲労が溜まって体調を崩しやすくなります。
さらには、精神的にも疲れが溜まってくる頃です。半年経つと、看護師としての現実が見えてきて、理想だけでは仕事ができなくなります。
さらには、重症患者さんの受け持ちも任されるようになって、精神的なストレスを抱えながら働かなくてはいけなくなるのです。
新人看護師は入職後半年経つと、こういった事情が出てくるため、心身ともに疲労が蓄積して、パンクしてしまうことがあります。
また、入職後半年の振り返りをした時、またレポート提出を求められた時に、今までの半年を冷静に振り返ってみて、「こんな職場は無理!やっていけない」と改めて気づかされたということもあるでしょう。
心身ともに疲れ切っていて、さらに半年の振り返りで、耐えられないと思えば、辞めたいと思ってしまうのも、仕方がないことと言えるのではないでしょうか?
新人看護師が半年で辞めたい!転職する2つのデメリット
新人看護師が半年で辞めたいと思った場合、半年で退職して転職すると、次の2つのデメリットがあります。
- またゼロからのスタートになる
- 転職に失敗できない
この2つのデメリットの詳細を詳しく見ておきましょう。まずはデメリットを知っておくことが大切です。
またゼロからのスタート
新人看護師が半年で転職すると、またゼロからのスタートになる可能性があります。
新人看護師が辞めた後、次の職場に転職した場合、半年の看護師経験は「看護師経験なし」とみなされて、未経験の新人看護師のように扱われることがあります。
今では夜勤をやったり、重症患者の受け持ちをしていても、転職先では、またゼロからのスタートになる可能性があるのです。
転職に失敗できない
新人看護師が半年で転職する場合は、転職に失敗できません。だから、リスクが大きい転職になります。
転職に失敗すると、また短期間のうちに転職を繰り返すことになり、さすがに印象が悪くなります。
そのため、新人看護師は半年で辞めたいと思ったからといって、安易に転職するのは危険です。
覚悟と事前の下準備をして、万全の形で転職活動をしなければいけません。
新人看護師が半年で辞めたい!転職する2つのメリット
新人看護師が半年で辞めたいから転職するメリットは、次の2つです。
- ストレスから解放される
- 次の1歩を早めに踏み出せる
この2つのメリットはどういうものなのか、詳しく説明していきます。
ストレスからの解放
新人看護師が半年で転職すると、今抱えているストレスから解放されて自由の身となります。今、あなたはたくさんのストレスを抱えていると思います。
今の職場を退職すれば、そのストレスから解放されて、ストレスフリーな状態になることができるのです。
辞めた後はまた新しい職場で働くことになるので、ずっとストレスフリーというわけにはいきませんが、あなたに合う職場で働けば、今のストレスよりもずっと小さなストレスで済むのです。
早めに次の1歩を歩みだせる
新人看護師が半年で転職すると、早めに次の1歩を歩み出すことができます。どうしても、今の職場を辞めたいなら、早めに次の職場で新しい1歩を踏み出したほうが、絶対にプラスです。
今、あなたは入職して半年です。もう少しだけ続けてから辞めたほうが良いかもと思うかもしれませんが、転職先の面接官からすると、半年未満で退職した看護師、半年で退職した看護師、1年未満で退職した看護師も、それほど大差ありません。
それなら、早めに退職して、次の1歩を踏み出したほうが、長い目で見るとプラスになるのです。
新人看護師が半年で辞めたいなら、あと半年頑張れるかを考える
新人看護師が半年で辞めたいなら、転職のデメリットとメリットを考えて、メリットの方が大きいと判断したら、転職するのも良いでしょう。
しかし、できればあと半年頑張って続けたほうが、いろいろメリットはあります。1年間同じ職場で頑張った場合、1年未満で退職した場合よりも、面接官の印象は大幅に良くなります。
また、1年間同じ職場で続けたら、ある程度の看護技術は身についているはずなので、転職先の選択肢は増えるのです。
だから、あと半年、何とか頑張れそうであれば、半年頑張ってから3月31日末日付で辞めて、4月1日から新しい転職先で働くようにしましょう。
しかし、どうしても耐えられない、我慢できない、今すぐ辞めたいという場合は、半年で転職して下さいね。
耐えられないほど追い詰められている場合は、あと半年も無理に頑張り続けるのは不可能ですし、途中で心身ともに病んでしまう可能性がありますから。
心身ともに病んでバックレて辞めるくらいなら、今きちんとした手続きをして辞めたほうが良いでしょう。
新人看護師が半年で辞めたいなら、絶対こだわるべき2つのこと
新人看護師が半年で辞めたいなら、次の2つに絶対にこだわって、転職先を探して下さい。先ほども説明しましたが、新人看護師が半年で転職するなら、転職に失敗することはできません。
今度こそ長く勤めないと、さすがにあなたの看護師キャリアにおいて大きなマイナスになってしまいます。
転職に成功するために、絶対にこだわるべき2つのことをまとめました。
- 今抱えている問題を解決する
- 教育制度が充実している
今抱えている問題を解決する
新人看護師が半年で転職するなら、今抱えている問題を解決できる職場に転職してください。あなたが今辞めたいと思っているのはなぜかを考えて、その辞めたい原因を解決できる職場に転職するのです。
そうしないと、また同じ問題で辞めたいと思うようになってしまいます。
なぜ、あなたは半年で辞めたいと思ったのか、その理由をあなた自身の中で明確にして、どのような職場に転職したら、その問題を解決できるのかを考えなくてはいけません。
同じ失敗を送り返さないためにも、これはとても重要なことです。
教育制度が充実している
次に、教育制度が充実しているところを選んで下さい。あなたは、まだ経験半年の新人看護師ですから、先輩看護師から丁寧に指導してもらわないと、仕事ができません。それは、転職しても変わらないのです。
そのため、教育制度が充実していて、プリセプターをつけてくれるなど新人看護師向けの指導をきちんとしてくれるところに転職しないといけません。
新人看護師向けの教育制度が充実しているところというと、やはり急性期病院になります。
急性期病院はもう嫌という人も、中規模の急性期病院なら、マニュアル通りにあなたの成長に合わせた指導をしてくれるところが多いです。
また、大規模病院ほど患者の重症度が高くないので、精神的なプレッシャーも少なくて済みます。
また、療養型病院でも丁寧に指導してくれるところがありますので、そのようなところの求人を中心に探してみると良いと思います。
まとめ
半年で辞めたいと思った新人看護師のために、半年で転職するデメリットとメリット、転職するなら絶対にこだわりたい2つのポイントをまとめました。
新人看護師が転職するなら、辞めたい理由を解決できるところに転職しないといけません。
でも、あなたの辞めたい理由を解決できる具体的な職場はどこなのか、よくわからないという人も多いと思います。
その時に利用すべきなのが、看護師転職支援サイトです。看護師転職支援サイトなら、転職コンサルタントがあなたの辞めたい理由を聞いて、それを解決できる転職先を教えてくれます。
教育制度の詳細も詳しく調べてくれるので、転職に失敗するリスクが限りなく低くなるのです。
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