看護師の復職はブランクが長いと不安!3つの悩み別解決法とは
更新:2023/04/11
[再就職]看護師が復職する時には、どのような悩みがあり、どうすれば解決できるのでしょうか?
ブランクからの復職を成功させるためには、復職を躊躇する原因の悩みを解決できる職場を探すことが重要なのです。
この記事の内容はこれ!
看護師の復職の悩みその1、最新の医療技術への不安と解決法
看護師が復職する時の悩みには、最新の医療技術についていけるかどうかというものがあります。
医療の世界は日進月歩ですから、あなたが看護師として働いていた頃の常識は、もう古くなって、通用しないことが多いです。
更には、ブランクがあると、看護知識や看護技術をすっかり忘れています。看護師として働いていた時には、毎日当たり前のように使っていた知識は頭の中から抜けています。
自分が働いていた頃の常識はもう古くなっているかもしれない、しかも看護知識や看護技術は忘れている。そうなったら、復職を躊躇するのも仕方がないことと言えるのです。
最新の医療技術についていけない悩みの解決法
最新の医療技術についていけないかもしれないという復職の悩みの解決法は、以下の3つです。
- 復職支援セミナーを受講すること
- 医療行為が少ない職場を選ぶ
- 教育制度が整っている職場を選ぶ
復職支援セミナーを受ける
最新の医療技術についていけないかもしれないという不安は、復職支援セミナーを受講することで解決します。
復職支援セミナーを受講すれば、今の医療の常識を学び、忘れている看護知識や技術を思い出すことができます。
看護師不足を解消するためには、潜在看護師の復職支援を進めるのが重要であるため、看護協会や各自治体は、潜在看護師の復職支援を積極的に行っています。
復職支援セミナーは、各都道府県の看護協会が無料で定期的に開催していますから、お住いの都道府県の看護協会に問い合わせてみると良いでしょう。
復職支援セミナーのプログラムは、各看護協会によって異なります。東京都看護協会(ナースプラザ)のように、1日コース、5日コース、7日コース、助産師コースと複数のコースを用意していることもあります。
このほか、病院独自で復職支援セミナーを開催しているところもあります。
これらの復職支援セミナーは、無料で受講できます。復職への自信を取り戻すためには、復職支援セミナーを受講するのが最も効果的なのです。
医療行為が少ない職場を選ぶ
最新の医療技術についていけないかもしれないという悩みは、医療行為が少ない職場を選ぶことでも解決します。
医療行為が少ない職場とは、介護施設やデイサービス、保育園などです。
重症患者がおらず、採血や点滴、注射、吸引などがそれほど頻繁ではない職場で働けば、最新の医療技術についていけなくても、看護師として働くことができます。
アセスメント力は必要とされますが、参考書を購入して、職場で必要なアセスメントに関することを勉強しておけば大丈夫です。
実際、ブランクが10年以上ある看護師の多くは、医療行為が少ない介護施設やデイサービスに復職しています。
教育制度が整っている職場を選ぶ
最新の医療技術についていける自信がない看護師は、教育制度が整っている職場を選ぶと、悩みを解決することができます。
復職者(中途採用者)向けの研修やプリセプター制度などがある職場に復職すれば、必要な看護知識や技術を学びながら働けます。
看護師の復職の悩みその2、体力面での不安と解決法
看護師が復職する時の悩みには、体力的についていけるかというものがあります。看護師の仕事は力仕事が多く、体力が必要なことが多いです。
看護師の仕事を離れて、日常生活を送っていた人は、「またあのキツイ仕事に戻れるのか?」と不安を抱くようになります。
現役看護師だった頃も、毎日ヘトヘトだったのに、ブランクがあり、更に年齢を重ねた今、体力的についていけるか、足手まといにならないかが不安になるのです。
体力的に大丈夫かという悩みの解決法
体力的に大丈夫かどうかという悩みを解決するには、介護士がいる職場か患者のADLが高い職場に復職する必要があります。
介護士がいる職場
介護士がいる職場なら、患者の体位交換や移動介助などの介護業務は、基本的に介護士が行います。看護師は看護業務に専念できるので、体力的に楽に働けます。
介護士がいる職場は、療養型病棟や介護施設、デイサービスです。これらの職場は、看護師よりも介護士が多く配置されています。そのため、力仕事をしなくて済みます。
しかし、介護士がいる職場の中には、看護師も積極的に介護業務を行わなければいけないところがあります。
そのような職場に復職すると、後々必ず後悔しますので、看護師の業務範囲はあらかじめ調べておかなくてはいけません。
患者のADLが高い職場
体力的に不安がある看護師は、患者のADLが高い職場に復職すると、力仕事がないため、スムーズに復職できます。
患者のADLが高い職場は、健診センターや外来、クリニックです。
ADLが高く、自立しているということは、介護業務がないということです。つまり、介護士がいなくても、看護業務に専念することができるのです。
しかし、外来やクリニックは患者数が多いところだと、バタバタと走り回り、時間に追われながら働かなくてはいけないので、力仕事はなくても、ヘトヘトに疲れることがあります。
そのため、一番のおすすめは健診センターです。健診センターは、座ってひたすら採血をしたり、腹囲を測定するなどの仕事が多いため、体力的にはとても楽です。
看護師の復職の悩みその3、子育てと両立できるかの不安と解決法
看護師が復職する時の悩みには、子育てと両立できるのかというものもあります。ブランクがある理由は、出産や育児のためという看護師が多いと思います。
子どもが保育園に入れるようになったから、思ったよりも教育費がかかるからという理由で、復職を決める看護師は多いです。
また、子どもと2人きりで1日中家にいると息が詰まるから、外で働きたいという人もたくさんいます。
看護師の仕事はシフト制で勤務時間が不規則ですし、残業も多いため、子育てと両立できるかが不安になるのです。
子育てと両立できるかという悩みの解決法
子育てと両立できるかという悩みを持っている看護師には以下の3つの解決法があります。
- ママさん看護師が多い職場を選ぶ
- 常勤ではなくパートとして働く
- 託児所がある職場を選ぶ
ママさん看護師が多い職場を選ぶ
子育てと両立しながら復職するには、ママさん看護師が多い職場を選ぶ必要があります。ママさん看護師が多い職場は、子育てへの理解があります。
子どもが熱を出して欠勤する時も、仕事中に早退して保育園に迎えに行かなくてはいけない時でも、子育てへの理解がある職場なら、肩身が狭い思いをすることはありません。
お互い様の精神が根付いていますので、みんなで協力しフォローしながら、気持ちよく働けます。
パートとして働く
子持ちの看護師がブランクから復職するなら、常勤にこだわるのではなく、まずはパート(非常勤)として働くのもありです。
パートなら、半日勤務や週3回勤務のように、あなたの都合に合わせたシフトで働くことができます。
更には、常勤のように残業することもなく、よほど忙しくない限り定時での退勤が可能なので、子育てとの両立が容易になります。
常勤として働きたい看護師も、まずはパートとして働き、看護師の仕事に慣れ、子育てとの両立のコツがつかめてきてから、常勤の求人を探すと良いでしょう。
託児所がある職場を選ぶ
子育てと仕事を両立させたい看護師は、託児所がある職場を選ぶと悩みを解決できます。
院内の託児所があれば、保育園を探す必要はなく、残業で保育園の迎え時間に間に合わないこともありません。
24時間対応の託児所なら、復職して仕事に慣れたら、夜勤に入ってバリバリ働くことも可能です。また、病児保育対応なら、子どもが熱を出した時でも欠勤する必要はありません。
看護師が復職した後の給料はどのくらいになるの?
看護師が復職する場合、給料が気になると思いますが、復職後の給料はブランク前の給料よりも下がってしまうことが多いです。
なぜなら、ブランクがあると即戦力として認められないからです。ブランクがある看護師は、仕事に慣れてもらうまでは仕事量を調整したり、プリセプターを付けるなどの配慮が必要です。
こういった事情があるため、復職後の給料はブランク前に比べると、やや下がってしまうことが多いです。
しかし、復職後に給料を上げてもらう方法はあります。
復職後に給料を上げてもらう方法
復職後に給料を上げてもらうためには、まずは再就職後の給料の再評価を行っている職場に復職しましょう。
そして、復職後にあなたの仕事ぶりを見て、給料の再評価をしてもらえば、給料が上がる可能性があります。
「2012 年 病院勤務の看護職の賃金に関する調査」によると、再就職後に給料の再評価をしている職場は、21.9%となっています。
あなたが復職後に一生懸命仕事を覚えて、現役看護師と同じだけの仕事ぶりを見せれば、給料の再評価の際に、給料が上がる可能性が高いです。
バリバリ働くことができれば、あなたを戦力としてカウントできることになるので、師長は「これだけ働いてくれるなら、もう少し給料を上げるべきだわ。」とあなたの給料を上げてくれることがあるのです。
せっかく復職するなら、給料は少しでも高いほうが良いですから、ブランクがあるからといって給料が低いのは仕方がないと思わずに、しっかり働いて、給料アップを目指しましょう。
看護師の復職は、ブランクが長くても大丈夫?
看護師が復職する場合、ブランク期間が長いと、復職するのを諦めてしまうことも多いですが、ブランクが長くても復職することは可能です。
ここで、15年のブランクから復職した看護師の体験談を紹介します。
※吹き出しのようなデザインでお願いします。
「出産を機に看護師の仕事を辞めて、専業主婦になって15年。下の子が中学生になるのを機に、教育費を稼ごうと思って、復職を決意しました。
最初はナースセンターで相談したのですが、「ブランク15年は、正直きついかもしれませんね。」と言われてしまい、次に転職支援サイトに登録してみました。
転職支援サイトで紹介されたのは、デイサービスの求人です。面接に行って、ブランクのことも正直に話しましたが、無事採用になりました。
復職直後は、右も左もわからず、一緒に働く看護師さんに注意されることも多くて、毎日落ち込んでいましたが、看護師や介護士さんたちに助けてもらいながら、少しずつ仕事に慣れて、復職してから2年目に突入しました。今は、やりがいを感じながら働いています。
職場・同僚に恵まれたおかげで、15年のブランクがあっても復職することができました。」
ブランクが長くても、復職できます。ブランクが20年ある看護師が復職したケースもあります。
だから、ブランクが長いからという理由で復職を諦める必要はありません。
看護師が復職に成功するための4つの秘訣は?
看護師が復職に成功するためには、4つの秘訣を実践する必要があります。
復職に自信を持つ
ブランクがある看護師は、復職に自信が持てないことが多いです。でも、自信がなく「どうしよう。」と悩んでいても、何も始まりません。
ブランクがあっても、復職したい気持ちがあれば、必ず復職できます。だから、自信を持たなくてはいけません。
復職への自信を持つためには、先ほども説明した復職支援セミナーを受講すると良いでしょう。更には、自分でフィジカルアセスメントなどの本を購入して、勉強しておくと、自信を持つことができます。
自信を持てば、復職への一歩を踏み出すことができ、そこから再就職活動はスムーズに進むようになります。
条件を考える
看護師が復職するには、条件を考える必要があります。復職先に求める条件は、たくさんあると思います。
しかし、あれもこれもと欲張りすぎると、結局は良い復職先を見つけられないまま時間だけが過ぎていくので、条件は優先順位をつけて考えなければいけません。
最初に説明した3つの悩みのうち、どれが一番心配なことなのか、どの条件は譲れないのかを、あなたの中ではっきりさせておくと、求人を絞り込みやすくなります。
下調べは入念に
ブランクから復職する時には、求人情報には書いていないことまで、詳しく調べておかなくてはいけません。
下調べを入念に行わないと、復職後にギャップに悩むことになります。例えば、介護士がいるのに看護師も介護業務を行わなくてはいけなかった。介護施設だから医療行為がないと思っていたのに、人工呼吸器の入所者がいた。
こういった事態になったら、復職を後悔することになります。そのため、求人情報に載っていないことまで、入念に下調べをして、納得してから復職しなければいけません。
辛いことは覚悟しておく
ブランクから復職するには、復職は簡単ではないことを覚悟しておくことが大切です。ブランクが長くても復職できます。しかし、復職後はそれなりに大変で苦労します。
復職が大変であるという覚悟をしていれば、仕事をなかなか覚えられずに苦労をしても、頑張ることができます。
新卒看護師だった頃のことを思い出して、苦労を覚悟の上で復職すれば、復職は必ず成功します。
まとめ
看護師が復職する時の悩みと解決法、給料などをまとめましたが、いかがでしたか?
ブランクが長くても、復職を諦める必要はありません。復職に関する悩みに応じた職場を選び、4つの秘訣を実践すれば、復職に成功することができます。
復職後の給料の再評価がある職場や求人情報には載っていないことまで詳しく調べるなら、看護師転職支援サイトの転職コンサルタントに相談すると良いでしょう。
転職コンサルタントは再評価の有無や求人情報には載っていないような職場の情報をたくさん持っていますので、あなたの復職を全面的にサポートしてくれます。
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