看護師の子育て中の働き方はどうすべき?両立させる6つのポイント
更新:2023/04/07
[再就職, 条件から探す]看護師は子育て中の働き方に悩むことが多いと思います。激務で不規則な看護師の仕事は、子育てとの両立がとても難しいですから。
でも、ママさんナースは働き方次第で、子育てと仕事を無理なく両立させることが可能です。
子育てと看護師の仕事を両立させる働き方を選択すれば、「1分1秒が惜しい!」や「おしゃれをする暇がない」、「毎日が辛すぎる」と感じることなく、余裕を持って毎日を過ごせるはずです。
この記事の内容はこれ!
看護師が子育て中の働き方を決める時に事前に考えるべき4つのこと
看護師が子育て中の働き方を決める場合、職場選びの前にまずは考えておくべきことが4つあります。
- 子どもをどこに預けるのか
- 無理なく働ける時間は?
- いくら位稼ぐ必要があるのか
- 協力体制はあるのか
この4つのことを明確にしてから、求人を選ばないと、仕事の両立は不可能です。
子どもをどこに預けるのか
まずは、あなたが看護師として働いている時に、どこに子どもを預けるのかをを考えて、預け先を確保しておかなくてはいけません。
認可保育園に預けるのが一般的ですが、倍率が異常に高い地域があります。そのような地域に住んでいる場合、「保育園に預ければいいや」と思っていたら、抽選に外れて、預け先が見つからないこともあります。
認可外保育園だと、保育料が高くて、何のために働いているのかわからなくなることもあります。
一番確実なのは職場の託児所ですが、中規模~大規模病院にしか託児所はないことがほとんどですし、保育園のように年齢別のクラス分けがないことが多いです。また、まれに満員で入れないこともありますね。
そのため、子育てしながら看護師に復帰するなら、まずは子どもの預け先を早めに確保しておく必要があります。
無理なく働ける時間は?
次に、あなたが無理なく働ける時間はいつなのかを考えましょう。家族の協力体制がバッチリで、24時間体制の託児所がある病院で働くなら、日勤も夜勤も無理なく働けるでしょう。
でも、家族の協力体制はいまいちで認可保育園に入れるなら、日勤のみしか働けません。
また、お子さんが小学校低学年で学童保育を利用するなら、日勤のみでしかも17時には絶対に退勤できるところでないといけませんよね。
学童保育を利用できない場合は、午前中の半日勤務が良いでしょう。
ちなみに、この「無理なく働ける時間」いっぱいいっぱいに働いてしまうと、家事や自分のための時間が無くなりますので、そのための時間も考えて、無理なく働ける時間を考えると良いでしょう。
いくら位稼ぐ必要があるのか
看護師が子育てをしながらの働き方を考えるなら、いくら位稼ぐ必要があるのかを考えましょう。月に最低いくら稼げば良いのかを考えると、どういう働き方をすれば良いのかが見えてきます。
シングルマザーの看護師さんはガッチリ稼がなければいけませんが、旦那さんがある程度稼いでくれて、家計の足しのために働くというスタイルの人もいますよね。また、旦那さんの扶養内で働きたい人もいるでしょう。
シングルマザーの看護師さんは常勤で給料が高いところで働くべきですが、家計の足しのために働く人は、無理をしながら常勤で働くのはおすすめできません。
非常勤で自由が利くようなところで働いたほうが良いでしょう。
協力体制はあるのか
最後に、家族や親せきの協力体制はあるのかを確認しましょう。この協力体制の有無は看護師の働き方に大きく関係してきます。
この協力体制を確認する時には、口だけで「困った時は協力するよ」と言っている場合もあるので、本当に協力してもらえるのか、どのくらいの頻度で、どんな協力をしてもらえるのかをきちんと確認しましょう。
ちなみに、ママ友に協力をお願いする場合、あまりに頼りすぎてしまうと、友人関係にひびが入って取り返しがつかないことになりますので気を付けて下さい。
看護師が子育て中の4つの働き方のメリット・デメリット
看護師の子育て中の働き方には、次の4つがあります
- 常勤(フルタイム)
- 育児短時間勤務制度
- 非常勤(パート)
- 単発バイト
この4つのそれぞれのメリット・デメリットを考えていきましょう。
常勤(フルタイム)
子育て中の働き方の1つ目は、フルタイムの常勤です。
- 常勤(フルタイム)のメリット
- 常勤(フルタイム)のデメリット
常勤(フルタイム)のメリット
フルタイムの常勤で働くと、給料が高いですし、ボーナスもしっかりもらえます。また、福利厚生も利用できて、安定していることがメリットです。
常勤(フルタイム)のデメリット
常勤の場合、シフトの自由が利きませんし、残業をしなくてはいけないこともあります。また、病棟勤務の場合、夜勤に入らなければいけないこともあります。
育児短時間勤務制度
3歳未満のお子さんがいる人は、育児短時間勤務制度を使って働くこともできます。
- 育児短時間勤務制度のメリット
- 育児短時間勤務制度のデメリット
育児短時間勤務制度のメリット
育児短時間勤務制度のメリットは、常勤でありながら、1日6時間勤務でOKということです。
短時間勤務なので、給料はその分少なくなりますが、ボーナスをもらえますし、福利厚生も利用できます。残業を免除されることが多いですね。
育児短時間勤務制度のデメリット
育児短時間勤務制度を利用すると、職場によっては「あの人だけずるい」と思われて、肩身が狭い思いをすることがあります。
また、育休からの復帰ではなく、中途採用として入職する場合、この制度を使うことを前提にしている人は、採用してもらえないこともあります。
非常勤(パート)
看護師は子育てしながら非常勤(パート)という働き方を選択することもできます。
- 非常勤(パート)のメリット
- 非常勤(パート)のデメリット
非常勤(パート)のメリット
非常勤は自分の都合に合わせて働けることが一番のメリットです。働き方によってはフルタイム勤務並みに稼ぐことができますし、自分の稼ぎたい目標額によって勤務時間を減らした働くこともできます。
もちろん、午前中半日勤務や週3日勤務のようなこともできますし、扶養内で働くこともできるので、子育て中の働き方としては一番現実的と言えるかもしれません。
非常勤(パート)のデメリット
非常勤(パート)で働くと、福利厚生を利用できないことやスキルアップしにくいというデメリットがあります。
単発バイト
子育てをしながらの働き方、最後は単発バイトです。
- 単発バイトのメリット
- 単発バイトのデメリット
単発バイトのメリット
単発バイトのメリットは子育て中心の生活の中で、時間がある時だけ働くことができるので、無理なく子育てと看護師の仕事を両立させることができます。
単発バイトのデメリット
単発バイトのデメリットは、時期によって求人の数に波があることや働きたい時にちょうど良い求人が見つからないことがあることです。
また、安定した収入を得られず、お小遣い程度の収入になることも少なくありません。
看護師の子育て中の働き方は職場選びが重要
看護師の子育て中の働き方は、職場選びが重要になってきます。子育て中の看護師は、職場選びを間違えると、看護師に復帰したことを後悔する羽目になるのです。
子育て中の看護師におすすめの職場は、次の5つです。
- 外来
- 保育園
- デイサービス
- クリニック
- 訪問看護
やはり、子持ち看護師はよほどの希望がない限り、日勤のみの職場で働くことをおすすめします。
外来
外来は病院によっては土日休みになりますし、残業も少なめです。また、中規模~大規模病院だと託児所があるので、子ども預け先を確保できるというメリットもあります。
保育園
保育園も日勤のみで残業ほぼなし、土日休みという好条件の職場です。子育て経験を活かすことができるというメリットもあります。
ただ、求人数は少なめなので、タイミングや地域によっては良い求人が見つからないこともあります。
デイサービス
デイサービスは日勤のみで残業なしの職場ですね。勤務日は職場によって異なりますが、土曜日は出勤するケースは少なくありません。
クリニック
クリニックは日勤のみの職場で、日曜休み、土曜日は午後休のようなところが多いです。
ただ、午前診と午後診の間の中抜けの時間が長く、勤務終了時間が19時ごろになることもあるので、子どもを迎えに行く時間に間に合うかどうかを確認する必要があります。
訪問看護
訪問看護も、子育て中の看護師におすすめしたい職場です。日勤のみで、給料も比較的良いですし、土日はお休みになることが多いですね。
ただ、オンコール体制を取っているところが多く、オンコール当番の日は夜間や週末に電話対応や出動をしなければいけないこともありますので、家族の協力が必要不可欠になります。
看護師が子育て中に復帰するなら子持ち看護師が多いところを選んで!
看護師が子育て中におすすめの職場をご紹介しましたが、大前提として子持ち看護師が多いところを選びましょう。
子持ち看護師が少なく、独身看護師ばかりの職場だと、たとえ日勤のみで週末休みでも、子育てと仕事の両立は難しくなり、子育て中に看護師に復帰しなければ良かったと思うはずです。
お子さんが小さいと、しょっちゅう風邪を引いて熱を出します。そうすると、欠勤や早退をしなければいけないんです。
また、常に保育園や学童保育のお迎え時間を気にしながら働かなくてはいけません。
これは、子持ち看護師あるあるなので、子持ち看護師が多い職場なら、突然の欠勤・早退にも理解を得やすいですし、残業しなくて良いように業務量を調整してもらえたりします。
でも、独身看護師ばかりだと、この「子持ち看護師あるある」や子育てと育児の両立の大変さがわからないので、欠勤や早退をすると白い目で見られたりします。
だから、子育て中に復帰する時には、子持ち看護師が多いところを選ばなくてはいけないのです。
看護師が子育てと仕事を両立させるなら転職サイトを利用しよう
看護師が子育てと仕事を両立させるなら、転職サイトを利用することをおすすめします。子持ち看護師が多いかどうかなんて、自分では調べられませんよね。
でも、転職サイトを使えば、担当コンサルタントがあなたの代わりに調べてくれます。
また、外来、保育園、デイサービス、クリニック、訪問看護などの求人(常勤・パート、単発バイト)をたくさん扱っていますので、あなたの希望に合った働き方ができる職場を紹介してもらえるのです。
もちろん、夜勤をしたいママさんナースには、24時間対応の託児所がある職場を探してくれますので、看護師が子育てと仕事を両立させるには、転職サイトを利用するのが一番確実なんです!
看護師が子育てと仕事を両立するには働き方だけでなく家事の時短も重要!
看護師が子育てと仕事を両立させるためには、どんな働き方をするかが大切になります。
ただ、働き方と同じくらい大切なことがあります。それは、家庭での過ごし方ですね。子育てと仕事を両立させるためには、いかに家庭内でやるべきことを省エネできるかが重要になります。
具体的には家事の時短です。子育てだけでも忙しい。看護師の仕事をすればもっと忙しい。そうすると、もう家事の時間を短縮するしかないんです。
例えば、次のお役立ちアイテムを利用する。
- 食洗機
- お掃除ロボット(ルンバ)
- 乾燥機付洗濯機
これらを利用すれば、家事の時間・労力を少なくできます。お金がもったいない!と思うかもしれませんが、ヘトヘトの状態でイライラしながら時間をかけて家事をするなら、これらを買って楽をしたほうが、長い目で見れば絶対に良いと思います。
また、宅配サービスやネットスーパーを活用して、買い物の時間や調理時間を短縮するのも良いでしょう。
スーパーに買い物に行くだけでも、結構面倒だし、時間もかかるんですよね。でも、ネットスーパーなら空いた時間に自宅にいながら買い物できます。
宅配サービスを使えば、その日の献立を考える必要もなく、調理時間も短縮できます!
利用できるものはすべて利用することが、看護師が子育てと仕事を両立させるためには必要なんです。
まとめ
看護師の子育て中の働き方についてまとめました。看護師が子育てと仕事を両立させるのは、とても大変なことです。
体力的にも精神的にも限界を感じながら両立させるのではなく、無理なく両立させることを目指しましょう。
無理なく両立させていくことが、あなたのQOLとお子さんのQOLをアップさせる秘訣です。
疲労困憊で余裕がない状態でイライラしながら毎日を過ごしていたら、それは両立させているとは言えませんよね。
だから、今から復帰する子持ち看護師はもちろんですが、現在の職場で両立に限界を感じている看護師は、転職サイトを使って、無理なく子育てしながら働ける職場を探しましょう。
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