看護師は夫が転勤族ならどうする?選択肢2つと心構え、働き方、職場
更新:2023/04/06
[転職]「夫がまた転勤…。また引っ越し&転職か」
「いつまでこんな転勤生活が続くの?」
と夫が転勤族であることに悩み、ストレスを感じている看護師はあなただけではありません。
夫が一生懸命働いてくれているのはわかっていても、転勤ばかりだとどうしてもストレスに感じるもの。
一般的には、「夫の転勤には家族全員でついていく」という考えがありますが、本当にこれは正しいのでしょうか?
夫が転勤族の看護師は、どうすべきなのか?選択肢や働き方、おすすめの職場、心構えを説明していきます。
この記事の内容はこれ!
看護師は夫が転勤族だと本当に大変
看護師は夫が転勤族だと本当に大変ですよね。
また転勤?勘弁して~
と思った回数は1度だけではないはず。
夫が転勤族だと、夫は夫で大変なのはわかっている。
でも、あなただって本当に大変なんですよね。
- 仕事を長く続けられない
- 夫のサポートも大変
- 子どもの転校に悩む
- 新しい土地で一からの生活
- 親しい友人もできない
仕事を長く続けられない
夫が転勤族だと、仕事を長く続けられません。
夫の転勤のたびに退職。
職場に馴染めて仕事が楽しくなってきたと思ったら、退職しなければならない辛さは看護師でなければ分かりません。
夫のサポートも大変
夫が転勤族だと、夫のサポートも大変です。
夫も新しい職場で働くから、ストレスを感じているものです。
それをサポートするのは妻の役目。
とはいえ、
「あなたの転勤についてきてあげているのに、あなたのストレスを私にぶつけないでよ」
と思ってしまうのも事実です。
子どもの転校に悩む
夫が転勤族だと、子どもは転校しなければいけません。
転校は子どもにとって大きなストレスです。
転校先を探して手続きをするのも大変ですが、子どものケアをしなければいけないのも大変なんです。
新しい土地で一からの生活
夫が転勤族だと、新しい土地で一から生活しなければいけません。
いくら社宅に入れるとしても、引っ越し作業は本当に面倒です。
住民票を移して、銀行やクレジットカード会社などでは住所変更の手続きをしなければいけません。
さらに、右も左もわからない土地で、スーパーやドラッグストア、病院、公園などの場所を探さなければいけないのは、それだけでストレス。
もちろん、自分の職場探しもしなければいけません。
看護師は全国どこでも働けると言っても、知らない土地で求人探しをするのは大変ですよね。
親しい友人もできない
夫が転勤族だと、親しい友人ができないのもストレスだと思います。
同じ場所に2~3年しかいないと、どうしても「親友」はできません。
「引っ越しても連絡するね~!」
なんて言っても、結局はフェードアウトしていくのが普通です。
そして、新しい土地で、また一から人間関係を築いていくのは、大きなストレスになります。
看護師で夫が転勤族の人が考えるべき2つの選択肢
看護師で夫が転勤族の場合、「夫と一緒についていく」というのも1つの選択肢です。
でも、選択肢はそれだけではありません。
一緒には引っ越さずに、夫に単身赴任をしてもらうという選択肢もあります。
- 一緒についていく
- 単身赴任してもらう
- 夫婦で家族でしっかり話し合うことが大切
一緒についていく
看護師で夫が転勤族の場合、まず一番最初に思い浮かぶ選択肢は、「夫についていく」というものだと思います。
家族は一緒に生活した方が良いですし、夫1人で生活させるのは何となく不安。
そして、看護師はどこでも働ける。
だから、夫が転勤族の看護師は、夫についていくことが第一選択になるでしょう。
単身赴任してもらう
ただ、夫の転勤に必ずついていかなくてはいけないというわけではありません。
夫に単身赴任してもらうという選択肢もあります。
単身赴任?良いの?
別に問題ありません。
確かにあなたは看護師で、全国でも働けます。
これは看護師の強みですよね。
でも、だからといって、絶対についていかなくてはいけないわけではありません。
家族は離れて暮らしても家族です。
家族はいろいろな形があって良いんです。
2~3年ごとに転勤すれば、子どもにも負担がかかります。
今後、受験を考えると、転校を繰り返すよりも、1ヶ所の良い学校でしっかり学ばせる方が、子どもの将来のためにも良いでしょう。
また、子ども時代を一緒に過ごした友達は一生の友達になります。
2~3年ごとに転勤を繰り返していたら、「地元の友達」を子どもから取り上げることになるのです。
そして、あなたの人生も大切です。
転勤についていくことが悪いのではありません。
でも、看護師としてのキャリアを築けないことに後悔はありませんか?
旦那さんの仕事のキャリアは大切。
でも、同じくらいあなたの看護師としてのキャリアも大切ですよね。
そう!私のキャリア!
日本では夫に妻がついていくのが普通のこと。
看護師なら、仕事には困らないからなおさら。
でも、そんな考えは一昔前。
21世紀の現代では時代遅れの考えです。
だから、夫に単身赴任してもらうという選択肢も頭に入れておくべきなんです。
夫婦で家族でしっかり話し合うことが大切
夫が転勤族の看護師には、一緒についていくこと、そして夫に単身赴任してもらうことの2つの選択肢があります。
どちらを選ぶのかを決めるのは、あなたではありません。
夫でもありません。
夫婦、そして家族で決めるのです。
どちらの選択肢もメリットがあり、デメリットがあります。
だから、納得いくまでしっかり話し合って、一緒についていくか、夫に単身赴任してもらうかを決めるようにしましょう。
看護師で夫が転勤族でついていく時の心構えとおすすめの働き方&職場
看護師は夫が転勤族で、一緒に引っ越すことを決めた場合、転勤先で自分の仕事を探すことになると思います。
その時の心構えとおすすめの働き方、職場を考えていきましょう。
- 夫の転勤についていく時の心構え
- 夫が転勤族の看護師におすすめの働き方&職場
- 子どもが小さい人は保育園チェックも怠りなく!
夫の転勤についていく時の心構え
夫の転勤についていく時の看護師として、妻としての心構えは次の2つです。
- キャリアを築くのはいったん諦める
- 物事を前向きに考える
キャリアを築くのはいったん諦める
夫が転勤族の看護師は、1つの職場で長く働けませんので、キャリアアップ・スキルアップが難しくなります。
また、転職を繰り返しているので、好条件の求人には採用されなかったりすることもあると思います。
残念ですが、これについてはいったん諦めるしかありません。
私は夫の犠牲になるの?
そういうわけではありません。
でも、夫の転勤についていくと決めた以上、我慢すべきこと、諦めなければいけないことはあります。
ただ、あなたの看護師人生すべてを諦めなければいけないというわけではありません。
夫が異動・昇進して転勤が落ち着いたり、お子さんが受験の年齢になって転勤についていかない選択をしたら、またあなたは思いっきり働けば良いのです。
看護師はいくつになっても働ける仕事ですよね。
50代の新人看護師だってたくさんいる時代ですから、あなたは何歳になっても自由に働けることができます。
物事を前向きに考える
夫が転勤すると、新しい土地での生活を始めることになりますから、何かとストレスを感じます。
でも、ポジティブ思考を心がけて、引っ越し&新しい土地を楽しむくらいの気持ちでいるようにしてください。
「転勤…面倒くさい…」
とネガティブな気持ちでいると、余計にストレスが溜まります。
そして、そのストレスは夫に向かい、夫婦仲は悪くなるという悪循環に陥ります。
だから、
何とかなるさ~
のようなのんびりとしたポジティブ思考で、転勤についていきましょう。
夫が転勤族の看護師におすすめの働き方&職場
夫が転勤族で、看護師としてのキャリアをいったん諦めなくてはいけないと言っても、やっぱり看護師として働きたいですよね。
日本国内なら、どこでも働けるし、職には困らないのが看護師の一番の強み。
だから、看護師として働きましょう。
夫が転勤族の人におすすめの働き方や職場をご紹介しますね。
- 派遣やパート、単発のバイトが気楽
- 常勤で働きたいなら全国展開している病院がおすすめ
派遣やパート、単発のバイトが気楽
夫が転勤族なら、派遣やパート、単発のバイトで働くのが気楽です。
常勤だと退職するのが大変ですが、非常勤なら夫の急な転勤があったとしても、その職場をすぐに辞めてついていくことができますよね。
派遣やパートでも、一通りの職場の求人があります。
- 急性期病院
- 療養型病院
- 精神病院
- リハビリ病院
- クリニック
- 訪問看護ステーション
- 介護施設
- デイサービス
だから、常勤としてのキャリアは築けないものの、自分のやりたい看護をやることができるんです。
常勤で働きたいなら全国展開している病院がおすすめ
夫が転勤族だからといって、非常勤は嫌。やっぱり常勤が良いという人は、全国に病院を持つ医療法人グループに転職すると良いでしょう。
そうすれば、夫の転勤に伴って、転勤先近くの病院にあなたも転勤することができます。
- 国立病院機構
- 日本赤十字病院
- 徳洲会病院
- 済生会病院
他にも、ここまで全国展開していないけれど、全国に病院・施設を持つ医療系グループはあります。
夫の会社の支社の場所をチェックしながら、転職先を探してみましょう。
子どもが小さい人は保育園チェックも怠りなく!
子どもが未就学児の場合、保育園の確認もあらかじめしておきましょう。小学校低学年の場合は、学童保育ですね。
保育園の問題ね!
転勤先によっては保育園・学童保育激戦区で待機児童が溢れているなんてこともあります。
その場合、あなたが看護師として働きたくても働けないこともあります。
特に、今住んでいる地域が待機児童ゼロの場合、
「保育園はいつでも入れるもの」
という認識になっていますよね。
でも、保育園・学童保育の倍率は地域差が非常に大きいので、必ずチェックしておきましょう。
保育園激戦区で子どもが未就学児の場合、あえて常勤勤務で託児所ありの病院を狙うというのもありだと思います。
看護師で夫が転勤族で単身赴任してもらう人の心構え
看護師で夫が転勤族で、単身赴任をしてもらうという選択をした人の心構えを考えていきましょう。
昔から、「亭主元気で留守がいい」なんて言いますよね。
これは、ハッキリ言って「真理」です。
今、「うんうん」とあなたがうなづいている姿が目に浮かびます(笑)。
ただ、その気持ちは押し隠さなくてはいけません。
夫にはもちろん、子どもにもです。
「夫はいない方が楽だわ~」
という態度をとっていたら、夫としてはムカつきますよね。
そして、子どもは「パパはいない方が良いんだ」と思ってしまいます。
また、看護師の仕事が忙しくても、旦那さんのことは気遣ってあげてください。
- 連絡はマメに取るようにすること
- 連休があったら、旦那さんの転勤先へ自分から行くようにすること
- 旦那さんが帰ってくる日は仕事を休んで一緒に過ごすこと
- いつも感謝の気持ちを持つこと
これらに気を付けておけば、離れて暮らしても、家族らしくいられるはずです。
看護師は夫が転勤族なら転職サイトに登録しておくと便利
看護師は夫が転勤族なら、夫婦で、そして家族でしっかり話し合って、納得した選択をするようにしましょう。
転勤についていくにしても、単身赴任してもらうにしても、夫が転勤族の看護師は転職サイトに登録しておくと便利ですよ。
夫の転勤に一緒についていく場合、知らない土地で一から求人探しをするのは、いくら仕事に困らない看護師といえども大変です。
転職サイトに登録しておけば、引っ越し前からある程度転職先を絞り込んでおけますので、気持ちが楽ですし、引っ越しをしてからの負担が少ないです。
また、全国展開しているグループの求人も扱っていますので、常勤として働きたい人、「夫の転勤と一緒に私も転勤」というスタイルで働きたい人も、良い求人を見つけられるでしょう。
単身赴任してもらう場合も、いつ「やっぱり家族は一緒じゃないと!夫の転勤先に引っ越そう!」と思うかわかりません。
その時に慌てないように、転職サイトに登録しておくと便利ですよ!
看護師転職サイトのおすすめ
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