看護師が産婦人科に転職するメリットとデメリット
更新:2017/09/13
[科目から探す]看護師が産婦人科に転職する場合は、一般科目とは異なるため、いろいろなメリットデメリットが発生します。そういったことを把握しておかないと産婦人科に転職したけど失敗したとなりかねません。
この記事の内容はこれ!
看護師が産婦人科の特徴として捉えているのはどんなこと?
看護師が産婦人科の特徴として捉えているのはどのようなことが多いのでしょうか?そして実際はどうなのでしょうか?比較しながらお伝えしていきます。
喜びに関わることができる仕事
看護師は人の生死に関わる仕事ですが、産婦人科は人の生に関する仕事と捉えて希望する方が多いです。
しかし、実際には堕胎の対応もありますので、死に関する部分にも全く接することがないかというとそうではありません。全てを含めて産婦人科という認識をしておく必要があります。
専門性が高い職場
産婦人科は他の診療科目とは違った、専門性の高い分野として認識されています。確かに専門性が高い分野ではありますが、看護師のできることは限られています。
産婦人科では医師の片腕としての存在は助産師になるためです。よって、専門性が高いといっても、一般的な看護業務しかできないというのが現状です。
人気が高い職場
確かに産婦人科は求人倍率が高い職場です。しかし、看護師の人気が高くて、というわけではなく、看護師の採用枠が少ないことが主な理由になっています。
産婦人科では助産師が必要になってくるため、看護師の採用人数が少なくなっているのです。また、少子化により産婦人科の絶対数が少なくなっていることも、要因の1つとして挙げることができます。
看護師が産婦人科に転職するとどんなメリットを感じるか?
看護師が産婦人科に転職すると、いろいろなメリットを感じることができます。どういったメリットを感じるのでしょうか?
人の喜びに触れることができる
一般の診療科目であると、あまり喜びの声を聞くことがありません。しかし、産婦人科であれば人の生に関する部分になりますので、誕生を喜ぶ母親、そしてその家族を見ることができます。
クリニックの求人が多い
病院という職員が多い職場が苦手という場合に、産婦人科であればクリニックの求人が多いというメリットがあります。
なかなか一般的な科目であると、クリニックの求人が少ないという状況があります。産婦人科の場合はクリニックといっても入院があるため、看護師の人数も必要なのです。
残業や休日出勤が多くない
一般の病院に比べると、産婦人科は残業や休日出勤が少なくなっています。
もちろん、緊急入院になる患者様もいますので、残業が全くないとは言えませんが、その確率が一般の診療科目と比べると断然低くなります。
プライベートも充実させたいという看護師に最適な職場と言えるでしょう。
看護師が産婦人科に転職するとどんなデメリットを感じるか?
看護師が産婦人科に転職するとメリットだけではなくデメリットもあります。メリットを強く意識することも大切ですが、デメリットも正確に把握しておくことが大切です。
給与が安いケースが多い
産婦人科の求人を見ていると、給与は高めなような気がするかもしれません。しかし、実際には助産師の給与が高く、看護師の給与は安めになっています。
看護師の給与の中は、夜勤手当が含まれていることが多く、一般の病院と同じような給与体系です。そう考えると、一般の病院と比べると安く感じることでしょう。
実際に一般病棟と産婦人科病棟を持っている病院では、一般病棟の方が給与が高く設定されているケースがあります。
クリニックでも夜勤がある、日祝も仕事
クリニックの魅力の1つに、夜勤がないことや日祝休みというのがありますが、産婦人科に関しては関係ありません。入院施設があるため、病院と全く同じ勤務形態になるのです。
産婦人科で看護師として勤務しようと考えると、夜勤や日祝勤務は必須になりがちです。ママさんナースなどには厳しい条件ですね。
転職が難しい
産婦人科は長年勤務するとつぶしがきかなくなってきます。つまり、他の診療科目に転職することができないということです。
更には産婦人科の間で転職するにしても、求人数が少ないため探すのに苦労します。一生涯産婦人科の看護師として生きていくのであれば、そういったことに対する覚悟も必要ですね。
産婦人科はこんな看護師の方におすすめ
産婦人科はどういった看護師におすすめなのでしょうか?性格的な部分にフォーカスして伝えていきます。
気配りができる方
看護師の仕事自体が気配りが大切ですが、産婦人科はその中でも特に重要になってくる診療科目です。
子育てを心配しているお母さんに対し、ちょっとした声掛けなども大切になります。そういったことを自然とできる方が向いていると言えるでしょう。
勉強熱心な方
看護師として産婦人科で勤務することは問題ないですが、いずれ助産師の資格を取得することになる可能性が高いです。よって、学校に通って勉強する意欲が必要になります。
看護師が産婦人科に転職して成功する流れ
看護師が産婦人科に転職して成功する流れはどのようなものなのでしょうか。一例を挙げて説明します。
助産師になることを目指す中で看護師として産婦人科で勤務する
産婦人科で仕事をするにあたって、やはり助産師の資格は必要です。
しかし、いきなり学校に行って助産師の資格を取得しても、産婦人科の仕事が自分に向いていないと感じると、時間とお金の無駄が大きくなってしまいます。
まずは看護師として仕事を行い、その後で助産師を目指すと成功する可能性が高くなるでしょう。
看護師の採用に積極的な産婦人科
産婦人科では助産師の採用に積極的で、看護師の採用には消極的なところがあります。そういったところに就職すると、就職後の待遇に関しても、あまり良くないケースが多いです。
出来るだけ看護師の採用に積極的な産婦人科を選択することで、成功する可能性が高まります。産婦人科に就職する際には、慎重に情報収集を行う必要があります。
院長がどういった方かも重要なことになりますので、看護師転職支援サイトを活用して、より多くの情報を収集するようにしましょう。
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