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新人看護師でも療養型病棟なら楽は間違い!求人や仕事の特徴、心構え

更新:2023/04/11

[新人看護師]

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新人看護師が療養型病棟への転職を考えているなら、療養型病棟の仕事の特徴や求人の特徴、新人看護師が療養型病棟で働く心構えなどを確認しておきましょう。

新人看護師の皆さん。「療養型病棟=楽」、これは間違いですよ。

新人看護師が療養型病棟で働くなら知っておくべき求人の特徴5つ

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新人看護師が療養型病棟で働くなら、求人の特徴を知っておきましょう。

  1. 給料は平均的
  2. 中途採用者向けのものが多い
  3. 中小規模の病院が多い
  4. 教育制度は整っていないことも
  5. 意外と休みは多いところもある

給料は平均的

療養型病棟の給料は、そこまでずば抜けて高いわけではありませんし、低いわけでもありません。ごく平均的と言えるでしょう。

新人看護師の場合、夜勤に4~5回入ると仮定すると、月給は25~30万円程度になります。大学病院から転職する場合は、転職後に少しだけ給料が下がってしまうかもしれません。

中途採用者向けのものが多い

療養型病棟の求人は、中途採用者向けのものが多く、新人看護師を採用している療養型病棟はあまり多くありません。

ただ、新人看護師を採用している療養型病棟もありますし、第二新卒を採用している療養型病棟もあります。

中小規模の病院が多い

療養型病棟がある病院は、基本的に300床未満の中小規模の病院が多く、アットホームな雰囲気のところが多くなっています。

教育制度は整っていないことも

療養型病棟では、新人看護師を採用しているところが少ないので、新人看護師向けの教育制度が整っていないこともあります。

新人看護師が療養型病棟で働きたいなら、教育制度が整っているところを選ばなくてはいけません。

意外と休みは多いところもある

療養型病棟は、大病院に比べると意外と休みが多いことがあります。中小規模病院は、大病院に比べると、年間休日が少なめであることは確かです。

でも、有給消化率が大病院に比べると高いのです。転職コンサルタントとしての経験上、有給消化率が80%以上あるのは、大病院よりも中小規模の病院の方が多いです。

年間休日数が少なくても、有給消化率が高ければ、全体の休日数は同じくらいになります。

新人看護師は慣れない仕事で過労気味になりますが、療養型病棟で働けば、休みたい時に有給を使えるので、リフレッシュしながら働けるかもしれません。

新人看護師が療養型病棟で働くなら知っておくべき仕事の特徴6つ

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新人看護師が療養型病棟で働くなら、仕事に関する特徴を知っておくべきです。療養型病棟は急性期病棟とは違った特徴があります。

新人看護師は療養型病棟の仕事内容の特徴を知っておくことで、療養型病棟へ転職した時のイメージが湧きやすくなりますし、ギャップを感じることが少なくなるはずです。

  1. 寄り添った看護ができる
  2. ルーティンワークが多い
  3. 医療行為は少なめ
  4. 日常生活援助が多い
  5. 体力的に楽
  6. 看護計画はそれほど立案しない

寄り添った看護ができる

療養型病棟では、寄り添った看護ができます。療養型病棟では急性期病棟のように入院期間に上限があるわけではないので、在院期間が短い人でも数ヶ月、長い人だと数年も入院しています。

そのため、1人1人に寄り添った看護ができます。看護学生の頃から、寄り添った看護がしたいと思っていた新人看護師は、療養型病棟で働くと、理想の看護ができるでしょう。

ルーティンワークが多い

療養型病棟はルーティンワークが多いです。患者さんの状態が落ち着いているので、急変や緊急の処置などはほとんどなく、毎日同じケアの繰り返しになります。そのため、療養型病棟では看護記録も少なめです。

突発的な仕事が少ないので、新人看護師にとっては仕事を覚えやすいかもしれません。ただ、急変対応や柔軟な対応が苦手になることもあります。

医療行為は少なめ

療養型病棟では、医療行為は少なめです。療養型病棟の患者は状態が安定していますし、療養型病棟ではオペをすることがないので、オペ後の処置などもありません。

そのため、新人看護師が療養型病棟で働くと、点滴や採血、処置などの医療行為を経験する機会が少ないというデメリットがあります。

日常生活援助が多い

療養型病棟での看護師の仕事は、食事介助や清潔ケアなどの日常生活援助が多いです。日常生活援助をしながら、いち早く患者の異常に気付いたり、自宅に戻れるようにケアしていくことが、療養型病棟の看護師の役割と言えるでしょう。

新人看護師は医療行為の技術は身につけにくいかもしれませんが、日常生活援助はすぐに上達します。

体力的に楽

療養型病棟は、急性期病棟に比べて体力的に楽に働けます。療養型病棟の配置基準は20:1か25:1と看護師の人数が少ないですが、介護士も同じ人数を配置しなければいけないと決められています。

つまり、療養型病棟には介護士が配置されているのです。そのため、移動介助や入浴介助などの力仕事は、介護士がやってくれるため、体力的には楽に働くことができます。

腰痛持ちの新人看護師も、療養型病棟なら、無理なく働けるかもしれません。

看護計画はそれほど立案しない

療養型病棟では、急性期病棟ほど看護計画を立案する機会はありません。入院時には看護計画を立案しますが、患者さんの状態が安定しているため、急性期病棟のように頻回に評価・修正を行うことがないのです。

新人看護師にとっては、看護過程の考え方、看護計画の立案などを学ぶ機会が少ないため、マイナスポイントと言えるかもしれません。

新人看護師が療養型病棟で働く時の心構え

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新人看護師が療養型病棟で働く時には、療養型病棟で働くからこその心構えを確認しておきましょう。この心構えを知っておくと、療養型病棟でやりがいを感じつつ、看護師として成長していくことができます。

  1. 焦らない
  2. 積極的に学ぶ
  3. 療養型病棟は楽ができるわけではない
  4. スキルアップも視野に入れて

焦らない

新人看護師が療養型病棟で働くなら、焦ってはいけません。療養型病棟は急性期病棟で働くよりも、看護師としての成長スピードは遅くなります。

医療行為の機会が少ないですし、重症患者もいませんので、急性期病棟で働く新人看護師のようにどんどん成長していくことはできません。

でも、地道に努力していれば、一人前の看護師に成長していくことはできますので、焦らず地道に頑張りましょう。

積極的に学ぶ

新人看護師が療養型病棟で働く場合、自分から積極的に学ぶ姿勢が大切になります。

点滴や採血はもちろんですが、少し珍しい処置をする時には、先輩看護師にお願いして、自分が経験させて貰うようにしたり、院外研修に参加したりですね。

療養型病棟は急性期病棟ほど新人看護師の教育制度が整っているわけではありませんし、看護技術を身につける機会も少ないので、積極的に学ぶ姿勢が重要になるのです。

療養型病棟は楽ができるわけではない

新人看護師は療養型病棟で働くと楽ができると思っているかもしれませんが、それは大きな誤解です。

確かに、重症患者がいないので、精神的なプレッシャーは少ないです。介護士さんがいるため、体力的にも楽でしょう。

しかし、療養型病棟では観察力やアセスメント力が重要になります。急性期病棟の患者さんのように目に見える変化があまりないので、看護師がしっかり観察して、患者さんの状態を把握し、アセスメントしないといけないのです。

また、急性期病棟に比べると成長できるスピードが遅いため、自主的に勉強をしなければ成長していくことができません。

療養型病棟には療養型病棟なりの大変さがあるため、療養型病棟だからといって楽ができるわけではないのです。

スキルアップも視野に入れて

新人看護師の頃から、療養型病棟で働くということは、慢性期看護を専門にしていくつもりだと思います。慢性期看護を専門に働いていくつもりの人は、新人看護師の頃からスキルアップを視野に入れましょう

療養型病棟で役に立つ資格には、次のようなものがあります。

  • 老人看護専門看護師
  • 慢性疾患看護専門看護師
  • 皮膚・排泄ケア認定看護師
  • 摂食嚥下障害看護認定看護師
  • 慢性呼吸器疾患看護認定看護師
  • 慢性心不全看護認定看護師
  • 認知症看護認定看護師

これらの専門看護師や認定看護師の資格取得を新人看護師の頃から視野に入れて働くと、どんどん成長していくことができるでしょう。

まとめ

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新人看護師が療養型病棟で働く時に知っておくべき求人の特徴、仕事の特徴、心構えをまとめましたが、いかがでしたか?

新人看護師が療養型病棟で働くと、看護師としての成長速度は遅いですが、焦らず積極的に学んでいけば、一人前の看護師になることができます。

療養型病棟で働きたい新人看護師は、教育制度が整っていて、働きやすい療養型病棟を探すために看護師転職支援サイトを使ってみませんか?

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転職コンサルタントは、療養型病棟に関するいろいろな情報を持っていますし、教育制度が整っていて、療養型病棟の中でも給料が高めで、有給消化率が高いような求人を紹介してくれますよ。

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執筆者情報

なーすのきもち編集部
なーすのきもち編集部
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