看護師が再就職で失敗するのはどんな時なの?
更新:2017/04/26
[再就職]看護師が再就職で失敗するのはどんな時でしょうか?
看護師は再就職先には基本的に困ることは少ないです。しかし、様々な要因から再就職で失敗することもあります。その理由を説明します。
看護師が再就職で失敗するのは選択肢が多いから?
看護師の再就職で失敗するのは、選択肢が多いことが挙げられます。
選択肢が多いのは一般的に良いことですが、多いことによって失敗を感じる機会も増えると言えます。
一昔前は看護師の職場というと病院かクリニックがほとんどという感じでしたが、近年では看護師の職場の種類が増え、より一層選択が難しくなっています。
例えば、介護施設がありますが、介護施設に関しても老健や特養だけでなく、有料老人ホームやデイサービス、高齢者住宅なども近年増えています。
在宅関係に目を向けると、訪問看護や訪問入浴はもちろんですが、往診や訪問診療なども増え、更には精神科専門の訪問看護など、特定分野のみの在宅訪問サービスも出てきています。
こういった現状の中で、あなたがどういった仕事がしたいのか、どういった仕事ならこなしていけるのか、ということを真剣に考え、選択することが重要になっています。
これを見誤ると、選択肢が多い分、失敗したと感じることも多くなります。
一昔前の場合、失敗した場合であっても選択肢がないため、仕方ない選択だということになります。つまり、失敗であっても選択ミスではないのです。
しかし、現在の選択肢が多くなっている状況であれば、他の選択をすると自分の希望する仕事であった可能性がありますよね。つまり、選択ミスによって希望する仕事でなかった時に、選択ミスをしなければ成功した、言い換えると選択ミスによって失敗したとなるのです。
もちろん、選択肢が多いことであなたが希望する仕事が見つかる可能性も高くはなるのですが、失敗と感じる可能性も増え、それによって退職、再就職を繰り返してしまう危険性もありますので、注意が必要ですね。
看護師の再就職での失敗は話を鵜呑みにしてしまうことから始まる?
看護師の再就職での失敗は、面接時の面接官の話や、知り合いの看護師からの評判を鵜呑みにしてしまうことから始まることがあります。
例えば、面接官は求人への応募者を採用するかどうするかを見極めることが仕事ですが、看護師の場合は基本的にいかに看護師に選んでもらうように話をするか、ということが仕事になります。
つまり、看護師採用のための面接官は、看護師を採用するかどうか見極めることよりも、いかに看護師に選んでもらえるように、職場のアピールをするかということが仕事になるのです。
ということは、面接官の話には魅力的な職場と思えるように誇張している部分があってもおかしくないですよね。
嘘をつくのは論外ですが、メリット部分を強調、例えば給料は安いが休日は多いという時に、休日の話を中心に行っているなどはあります。
また、給料の見せ方としても、夜勤手当を含めて提示してくる病院は多いですが、その夜勤回数も4回で計算しているところもあれば、5回で計算しているところもあります。
夜勤手当などは状況によって回数が変動することも当然ありますので、5回で計算していて4回になる月があっても嘘ではありません。
更にもう少し深い部分まで突っ込んで見ると、平均年齢や離職率などもあてにならないことが結構あります。
例えば、あなたが外科病棟を希望していて、離職率の質問をしたとします。面接官は離職率は低いと回答し、全体の数字を示したとします。
それを聞いて安心し再就職先を選択し、いざ勤務し始めると、離職率が低いはずなのにどんどん看護師が退職している、ということもあるのです。
これはどういうことかというと、大規模な病院であると多くの病棟があり、またオペ室や救急外来、外来、検査室など、看護師の部署は数多くあります。
その中での平均値として離職率や平均年齢を出しているため、その数字と配属先の数字が乖離していることがあるのです。
外科病棟となると一般的に離職率は内科病棟などよりも高い傾向にあるため、この場合は離職率の平均値よりも高く、面接官から聞いた数字が全く当てにならなかったとなります。
同じような内容として、看護師の知り合い、友人などからの評判もあります。これは特に人間関係などについての話が多いですね。
「あの病院は人間関係がすごく良くて働きやすかったよ。」という言葉を信じて勤務先として選択したのに、聞いていた話と違って従業員が陰口ばかり叩いていてギスギスした職場だった、ということも少なくありあせん。
これは、その知り合いの看護師が働いていた時は良かった、というケースもありますし、知り合いの看護師にとっては働きやすい職場だった、ということもあります。
情報収集は大切ですが、全てを信じて勝手に良いイメージを膨らませると、そのギャップに戸惑う、もしくはショックを受けることも多くなりますので、話半分に聞いていろいろな可能性について考えるようにしましょう。
看護師は再就職の失敗を何度か繰り返す?
看護師は再就職の失敗を何度か繰り返すことが多いです。
これは、看護師が学習能力がないというわけではなく、求人が多く選択肢が多いため、何回か失敗していく中で、自分に合っている職場の求人を見分けることができるようになります。
どういった感じになるかというと、最初の職場では残業が多かったため、次の職場には残業が少ないという条件を出して再就職先を探したとします。
求人票にほとんど残業なし、というものを見つけ面接に行き、面接官からも月の残業の平均時間も確認し、安心して再就職、となったとします。
これだと再就職成功となると思うかもしれませんが、結果的にこの再就職は失敗に終わります。
理由は、残業が多かったためです。正確にはサービス残業や委員会活動、勉強会などが多かったということです。
サービス残業や委員会活動、勉強会などは記録として残業になっていないため、記録として残業として残っていません。
ということは、数字上は残業が少ないということになりますよね。こういったことも、経験することで分かるようになります。
次の再就職先探しの時には、求人票の残業なしという表記ではなく、どういった職場に残業が少ないのかを考え、その内容に一致している職場を探すようになります。
そうやっていくうちに、精度が上がっていくのです。
まとめ
看護師の再就職の失敗について説明してきましたが、いかがでしたか?
看護師の再就職の失敗は、選択肢の多さや面接官が必死になってアピールする点、横の繋がりからの情報などによって起こっているケースが多いです。つまり、看護師は周りの環境に振り回されていると言えますね。
その中で、あなた自身が振り回されないようにするためには、再就職を行っていく上で経験したことを踏まえて、情報を精査する能力を身につけていくことが大切です。
しかし、言い方を変えると、そのためには何回も失敗をしないといけないことになります。できることなら失敗を何回もしたくありませんよね。
そのために、看護師転職支援サイトの転職コンサルタントを活用するという手段があります。転職コンサルタントがあなたの希望条件を満たす職場はどこなのかを、アドバイスしてくれますよ。
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