看護師の転職で失敗パターンから学んでみよう
更新:2017/04/07
[転職]看護師の転職で失敗パターンから学べることにはどのようなことがあるのでしょうか。
看護師以外の職場に転職したパターンと看護師として転職したパターンに分かれるかと思いますので、各々検証してみます。
看護師の転職の失敗パターン⇒看護師以外の職に就いた場合
看護師の転職で失敗する時に、看護師以外の職に就いたためというケースがあります。看護師という仕事は非常に過酷な仕事であり、責任なども多くストレスが溜まりやすい職です。
となると、数年間勤務する中で看護師という仕事が嫌になり、一般職を希望しての転職を行うことがあります。
多くは看護師の経験を活かしつつも看護の現場での勤務ではない、治験コーディネーターや医療機器メーカーでの勤務ですね。
というのも、看護師の資格を活かせる仕事でないと、どうしても給料が安くなってしまう傾向があるためです。
また、正社員として採用してもらえるケースも少ないため、1人暮らしをしている方からすると、厳しい状況になってしまうことがあります。
つまり、看護師が看護職以外に転職をした場合の失敗パターンの1つは、看護師として勤務していた時と比べ給料が激減し、生活に困るようになってしまうことです。
よって、最初は看護師以外の仕事に対して新鮮で充実感を感じることもありますが、数ヶ月勤務していく中で、少し嫌なことがあったりすると、金銭的な面などを含めて不満が一気に爆発します。
また、そういったことがなくても、毎月生活が苦しい状態が続くと、結果的に看護師の仕事に復帰することを考えるようになります。
こうなってくると、看護師以外の仕事に転職したことを後悔してしまうことになり、転職に失敗したと感じてしまうのです。
看護師の転職の失敗パターン⇒看護師として転職した場合
看護師の転職の失敗パターンで、看護師としての転職も当然多いです。
給与面、人間関係、仕事内容、残業や夜勤などの労働条件など様々なことが転職理由となりますが、失敗パターンを一言で言うと、「思っていたものと違った」というものです。
看護師の場合、面接時に説明を受けて職場の見学も行うことが多く、結構しっかりと情報を得ることができる環境があるように見えるかもしれません。
しかし、看護師の場合は面接時にどれだけ話を聞いても、隅々まで職場を見学しても、イメージしきれない部分も少なくありません。それが「思っていたものと違った」に繋がるのです。
例えば、看護師の給与に関しても面接時の提示額と実際の金額が異なってくるケースもあります。というのも、看護師の場合は残業代や夜勤手当など月々変動する変動給の割合が多いためです。
そして、面接官も給与を高く見せたいため、平均的な夜勤回数や残業代を含めて給与提示することがあるのです。
よって、夜勤回数が少ない、残業時間が短いとなると、当然ながら給与は安くなります。しっかりと給与の内訳や説明を受けていないと、話が違うと感じてしまいます。
また、仕事内容などに関しても、特に部署が多い総合病院などであると、配属先によって大きく変わってくることがあります。
勉強したいと思っていたことができない環境に配属されてしまい、聞いていた話と違うと感じることもあります。
当然ながら、こういったことが生じると、転職に失敗したと感じ、最悪早期で再転職を検討することに繋がることもあります。
看護師の転職で失敗パターンに陥らないために
看護師の転職で失敗パターンに陥らないためには、どういったことに注意したら良いのでしょうか?
看護師以外の職に就いた場合
自分が看護師であることを忘れないこと、これが最も大切なことと言えます。
どういうことかというと、看護師以外の職に就きながらも、金銭的に生活が苦しいことが問題なのであれば、看護師としてアルバイトをするという選択肢もあるということです。
例えば、土日祝休みの看護師以外の仕事に就いているのであれば、土曜日入りの夜勤アルバイトを行うという手段もあります。
実際に看護師以外の仕事と看護師としてのアルバイトを組み合わせて、自分のしたいことをしながら金銭的な不安も解消している看護師も多くいます。
せっかく取得した看護師免許、使わない手はないということを頭の片隅にいれておきましょう。
看護師として転職する場合
まずは、不安に感じている部分に関しては、面接官に悪い印象を持たれてしまうかもしれない、という不安があったとしても、しっかりと確認することが大切です。
上記で例に出した給与のことなども、確認しにくいことと言えますよね。
給与に関しては、基本給と定期的に支給される手当類、そして夜勤手当や残業代などの変動給の目安金額などを確認しておくと良いでしょう。
更に、変動給に関しては、職場の平均値ではなく、配属予定先の平均値を確認するようにしましょう。
どうしても上手に確認できそうにない、という場合は看護師転職支援サイトの転職コンサルタントを活用し、確認してもらいましょう。
また、確認しにくいことでも、言い方一つで面接官が受け取る印象も変わります。
例えば配属先の希望がある場合に、将来設計をしっかりと説明した上で希望を伝えると、それに対して真剣に回答してくれることが多いです。
特に看護部長が面接官の場合などであれば、当職場でその将来設計に近づくためのバックアップがあるかどうかなども教えてくれます。
その上で、難しそうな場合には、その旨を教えてくれる看護部長も少なくありません。看護部長もキャリアを求めて真剣に将来設計と向き合ってきていると思いますので、そういった看護師の気持ちは分かるのです。
そうなると、その職場での採用はなくなりますが、不一致による転職の失敗は防ぐことができます。ただ、将来設計などを上手くまとめて話すことが苦手な方もいますよね。
そういった方は、看護師転職支援サイトの転職コンサルタントを活用して、どのように面接時に説明していくかを一緒に考えてもらうと良いでしょう。
まとめ
看護師の転職で失敗パターンから失敗しないためにはどうしたら良いかを学ぼう、という趣旨で説明してきましたが、いかがでしたか?
看護師の転職は、基本的に看護師以外の職に就く場合と、看護師としての転職とがあります。
どちらのパターンでも失敗する危険性は十分にあり、どういった失敗パターンが多いのかを知っておくことが重要になります。
看護師以外の職に就いた場合は、やはり金銭的な部分が問題となりやすいため、看護師免許を活かしてアルバイトをするなど、やりたいことと収入面のバランスを上手く取っていくことが大切です。
そして、看護師としてのアルバイトを探す際などは、看護師転職支援サイトを活用し、ライフスタイルの中で可能な働き方を転職コンサルタントと一緒に考え、それに一致した仕事を探してもらいましょう。
また、看護師としての転職の場合は、不安に思う部分、転職において大切な部分をしっかりと確認することが大切です。
例えば給与面などは確認しにくいかもしれませんが、それが転職において重要な部分なのであれば、しっかりと確認することが必要です。
配属先などもなかなか面接時にしっかりと確認しきれないケースもありますが、自分自身の将来設計をしっかりと伝え、事前に配属先の希望を叶えてもらえるかどうかを確認するようにしましょう。
しかし、どうしても確認できない、もしくは第三者から確認してもらった方が印象が悪くならないというケースもあります。
そういったことを確認していく際には、看護師転職支援サイトの転職コンサルタントを活用し、上手く確認してもらうようにしましょう。
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