看護師の転職で外資系企業という選択肢はどうなの?
更新:2023/03/29
[転職]看護師の転職で外資系企業という選択肢はどうなのでしょうか?
看護師の一般的な職場としてはやはり病院やクリニック、介護施設などですが、近年では企業などで働く看護師も増えています。
外資系企業の看護師の求人の種類や待遇などから、選択肢としてどうなのかを説明します。
看護師の転職で外資系企業の求人にはどういったものがあるの?
看護師の転職で外資系企業の求人には、どういったものがあるのでしょうか?
多いものを挙げていくと、製薬会社や保険会社、医療機器メーカーなどがあります。
こういった企業で勤務するにあたって、看護師は看護業務を行うわけではなく、看護師としての経験を活かし、説明業務やコーディネーター役を務めることが多いです。
看護師は医療従事者の中で、最も説明業務やコーディネーター役として適任と言えるかもしれません。というのも、そもそも看護師はコメディカルの中でチームがまとまって業務を行っていけるように調整していく役割を担っているためです。
看護師は医師とも多く関わりますし、薬剤師とも関わりが強いです。また、理学療法士や作業療法士、ケアマネージャーや介護職との関わりも多いです。
つまり、全部の職種と関わりながら、円滑に医療、もしくは介護が進んでいくように調整しているのです。
こういった能力が外資系企業に求められており、外資系企業での看護師求人が増えていると言えます。
看護師の転職で外資系企業で働く時に必要な能力は?
看護師が転職で外資系企業で働く時に必要な能力には、どのようなものがあるのでしょうか?
高いコミュニケーション能力
上記でも説明したように、看護師には説明業務やコーディネーター業務が求められることが多いため、コミュニケーション能力が求められます。
そして、ここで挙げられているコミュニケーション能力は会社の業績に直結することが多いため、より高いものが求められることが多いのです。
英会話能力
また、外資系企業となると海外出張や海外研修などもあるケースがあり、その際に英語を利用します。よって、英会話の能力が必要になります。
もちろん、外資系企業で勤務したいと考えているのであれば、英会話が必要とは思っていると思いますが、看護師だからといって大目にみてもらえることはありません。
例えば、国公立の病院で勤務する際の公務員試験は一般的な公務員試験よりも合格しやすくなっていますが、外資系企業の場合は英語が多少できなくても、とはなりません。
TOEIC何点以上、といった制限があるケースも多いため、しっかりと英語を勉強していることが必要になります。
強みを正確に把握し、プレゼンテーションができること
外資系企業によって違いがありますが、専門性を求めている場合と総合的な経験を求めている場合があります。どちらにしても、自分自身の看護師としてのスキルの強みをしっかりと説明できることが大切です。
例えば、糖尿病の医療機器メーカーであれば、当然ながら糖尿病患者様への対応をしてきた実績が問われます。その点を重点的にプレゼンテーション出来るかどうかで合否が決まってきます。
これが結局のところは、高いコミュニケーション能力の1つに繋がります。
外資系企業の場合は、はっきりとモノを言うことが重要です。日本では遠慮することが奥ゆかしさと捉えられることもありますが、この点は外資系では違ってきますので、注意が必要ですね。
看護師の転職で外資系企業を選択する際の注意点は?
看護師の転職で外資系企業を選択する際の注意点には、どういったことがあるのでしょうか?
もちろん、上記で述べたようにスキル的な部分での注意も必要ですが、当然ながら条件面なども注意が必要です。
というのも、外資系企業の場合は成果が給料に反映されやすくなっていることが多く、例えばボーナスなども個人の会社への貢献度によって大きく異なってくることが多いです。
つまり、年収が思ったよりも少ないと言ったケースもあるのです。自分自身の能力に見合った、もしくはスキルが一致している外資系企業を選択しないと、仕事内容だけでなく給料面でも不満を感じることになるかもしれません。
給料に関して言うと、外資系企業での勤務の場合、病院で夜勤をする看護師と比べると、大体50万くらいは年収が下がることが多いです。
年収額で述べると、大体400万前後ですね。ただ、上記でも述べたように、ここからボーナスがどうなるかといった問題があります。場合によっては350万程度になってしまう可能性もありますので、注意が必要です。
また、外資系企業の場合には、転勤や出張などが発生することがあります。こういったことは事前に可能性の部分をしっかりと確認しておくことが大切です。
中には逆に海外赴任を希望して入社する看護師もいると思いますが、この場合もどういった状況になれば海外赴任できるのかを、事前に確認しておくことが大切です。
誰でもが海外赴任できるわけではありませんので、頑張れば海外赴任できるのかどうかを把握しておかないと、こんなはずではなかった、という結果になってしまいます。
まとめ
看護師の転職で外資系企業という選択肢がどうなのかを説明してきましたが、いかがでしたか?
外資系企業では、基本的に看護師は今までの経験からアドバイスや説明を行ったりする業務に就くことが多いです。
そういった中で、夜勤がないというのはメリットですが、出張や転勤などが存在していることも多く、フットワークよく行動できることが求められます。
よって、ママさんナース向けの求人とは言えないかもしれません。
給料的にも病院勤務と比べて高いわけではありませんし、ボーナスが安定しない可能性も高いので、給料が思っていたよりも低くなる可能性があることも認識しておく必要があります。
そういった中で、外資系企業を転職先に設定し企業選びをする際には、看護師転職支援サイトを活用するのも1つの手段かもしれません。
看護師転職支援サイトの転職コンサルタントは、外資系企業各々がどういった人物を求めているかをしっかりと把握しています。
よって、成果をしっかりと出し、給料がアップしやすい外資系企業を提案してくれる可能性が高いです。
看護師は外資系企業の情報に疎い方も多いので、まずは転職コンサルタントに相談することからスタートしましょう。
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