看護師は再就職で給料が上がるものなの?下がるものなの?
更新:2023/04/24
[再就職]看護師は再就職で給料が上がるものなのでしょうか?
再就職は給料アップのためというケースもありますし、それ以外の条件面を重視した再就職もあります。再就職の際の様々なパターンを説明します。
看護師の再就職 給料が上がるパターン
看護師が再就職で給料が上がるパターンにはどういったものがあるのでしょうか?基本的には看護師の場合、経験加算については前職の経験もつけてもらえるところが多いです。
しかし、給与のベースが各々の職場で異なってくるため、いくら経験加算がついたとしても、前職よりも給料が下がってしまうというケースも珍しいことではありません。
その中で給料が上がるパターンというと、やはりヘッドハンティングであったり、求人側の要望にカチッとハマっている時ですね。
まずヘッドハンティングに関してですが、これは例えば看護師が集まる勉強会等でいろいろな病院などで勤務している看護師が集まった時に、声をかけられたといった感じのことですね。
声をかけられるといっても、もともとはヘッドハンティングする目的ではなく、ただ話をしているうちに盛り上がって、それだったらうちに来たら?といった感じになるのです。
もちろん、声をかけてくれる看護師というのは、基本的に看護部長か役職についている看護師ですね。
そしてもう1つのパターンである求人側の要望にカチッとハマるというケースですが、これは簡単に言うと「今欲しい看護師に一致している看護師」であるということです。
例えば、内視鏡介助の経験者が欲しい、ということで一生懸命探している病院に、内視鏡介助の経験が5年以上ある、尚且つ内視鏡技師の資格も取得している看護師が面接にきたとします。
当然ながら絶対に逃したくないですよね。こういった時に、特別に手当を支給したりして、より高い給料で採用してもらえることがあります。
ただ、基本的にはいくら病棟看護師が不足していると言っても、不特定多数で必要なケースでは特別高い給料になることはほとんどありません。
看護師は専門職でありますが、より高い給料を求める時には、看護師の中でも更に専門性を磨くことが大切ですね。
看護師の再就職 給料が下がるパターン
看護師の再就職で給料が下がるパターンにはどういったものがあるのでしょうか?最も多いケースとして、結婚や出産後の再就職の時ですね。
どういうことかというと、給料が下がる条件で希望する看護師が多いためです。例えば、結婚や出産後の再就職であれば、夜勤ができないという条件で再就職する看護師は多いです。
仮に正社員で勤務できたとしても、夜勤手当が全くなくなると、それだけで月5万円以上の給料減となります。これを賄う経験・スキルがあれば別ですが、なかなか難しいものですよね。
もう1つ多いケースとして、離職しては再就職、いわゆる転職を繰り返し過ぎた時ですね。看護師の中には容易に離職⇒再就職を繰り返す方がいますが、その結果として給料が下がってしまうこともあるのです。
看護師が不足している病院などが多いため、すぐに採用してもらえる、条件面も交渉できる、と高をくくっている方もいますが、それも一定ラインを超えると通じなくなります。
この一定ラインというのは採用担当者によって異なりますが、離職⇒再就職が5回以上になってくると、内容によってはなかなか採用されなくなり、給料に関しても経験加算などつけてもらえないなどが発生する可能性が高くなります。
看護師の再就職 給料に対する考え方が変わる?
給料のことは考えないケース
看護師の再就職で給料のことは考えないケースというのもあります。上記で説明したママさんナースは、子供との時間を最優先に考えている方もいます。
こういったケースの際はあまり給料のことを考えることはなく、再就職の条件としては勤務時間やお休みに関してのものが多くなります。
効率的に稼ぎたいと考えるケース
ただ、一方で効率的に稼ぎたいと考える看護師も増えます。これは、給料の総額の希望はそれ程多くないのですが、仕事にどれだけの時間を費やしていくら稼いだか、という発想です。
この時に通勤時間も仕事に費やした時間としてカウントしますので、時給が高い職場という部分と近場であるということが大切になってきます。
例えば時給2,000円であっても通勤時間が片道1時間であると、1日8時間勤務だった時通勤時間の2時間を加味して考えると、仕事に費やした時間は10時間となり、時給が1,600円という計算になります。
こうなってくると、通勤時間片道10分で時給1,700円の職場の方が良いという考えになります。これは特にママさんナースに多い考え方ですね。
まとめ
看護師の再就職の給料についていろいろなケースを説明してきましたが、いかがでしたか?
再就職の給料が上がるケースとしては、やはり今までの経験を高く評価してもらい、声をかけてもらって再就職する時ですね。
また、再就職で給料が下がるケースとしては、ママさんナースや転職回数が多い時などが挙げられます。
つまり、勤務に制限がついたり、採用に関して早期退職などのリスクが高い看護師は給料を抑えられるのです。
そして、給料というのは総額としての判断だけでなく、ママさんナースになると効率的な働き方を考えるようになる傾向もあります。
このように、各々の状況によって給料も違ってきますし、給料に対する考え方も違ってきます。そして、最適な再就職先も当然ながら変わってきます。
あなたにとってどういった職場が最適なのかを考えるにあたって迷っている部分があるのであれば、看護師転職支援サイトの転職コンサルタントを利用すると良いかもしれません。
様々な状況下での看護師の再就職をサポートしてきた転職コンサルタントであれば、あなたにとってどういった職場が希望を叶えてくれるのか、適切なアドバイスをくれるでしょう。
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