看護師の転職で他職種にはどういったところがあるの?
更新:2017/04/14
[転職]看護師の転職で他職種にはどういったものがあるのでしょうか?
基本的には看護師は看護職での転職が多いですが、看護職以外で看護師免許を活かせる仕事もあるのです。看護職で感じていた不満解消になるのかも説明します。
この記事の内容はこれ!
看護師の転職 他職種で最も有名なのは治験コーディネーター
看護師の転職で他職種として最も耳にしたことがあると思われるのが、治験コーディネーター、通称CRCだと思います。
治験コーディネーターは新薬開発の過程の中で、医療機関と被験者の間の調整役を行っていく重要な役割を担います。
一昔前はお薬の開発に携わる仕事として、薬剤師が多かったのですが、医師とのやり取り、被験者のケアといった業務に関しては看護師の方が適しているという認識に変わってきており、看護師が治験コーディネーターとして重宝されるようになっています。
また、治験コーディネーターは土日が休みであったり夜勤がないといった環境になることが多く、看護師として勤務する中でネックとなっていた勤務条件が改善されます。
仕事内容に関しても、人の生死に関わる部分がなくなるため、精神的に楽と感じる看護師も多いですね。
ただ、治験コーディネーターはフットワークが軽くないと難しいという部分があります。というのも、勤務先が提携先の医療機関となることが多く、プロジェクトごとに勤務先が変わることがあるためです。
よって、少し自宅から遠い勤務先になることもあります。また、医師や被験者の都合に合わせる必要があるため、場合によっては土曜日出勤や残業も発生します。
給与面に関しても、企業によって違いはありますが、大体年収350〜400万くらいが多く、看護師として病院で夜勤をしていた頃と比べると、約100万くらい下がってしまいます。
こういったことは理解した上で選択することが大切ですね。
看護師の転職 他職種として医務室関連もあります
看護師の転職で他職種となるもので人気が高いのが、医務室関連です。例えば、企業や学校の医務室、幼稚園や保育園での勤務などがあたります。
この場合は、一応看護師として採用されていますし、仕事内容も怪我や病気の応急処置や、定期的に医療的な管理が必要な方に対する処置などになりますので、看護職でないわけではありません。
しかし、病気や怪我を治す機関で勤務しているわけではなく、仕事や勉強をしている中での管理の1つとしての看護ということで、意味合いが違ってきます。そういった部分で、看護職とは違っていると言えます。
医務室関連の仕事は、短時間勤務であったり残業が少なかったりすることがメリットとして挙げられます。
というのも、多くが国が定める規定をクリアするために採用しているだけであって、企業からすると余剰人員になっているためです。
土日祝が休みになっていることも多く、短時間の勤務という部分と合わせて、ママさんナースには働きやすい環境と言えるでしょう。
ただ、医務室関連は人気が高く、離職率も低いため、求人自体が少ないです。そして、求人があったとしても、倍率が高く不採用になることも多いですね。
更に、正社員の求人が少なく、場合によっては短時間のパートタイムになってしまうこともあるため、ある程度の収入が必要な方には向かないかもしれません。
看護師の転職 他職種で看護師としての経験を活かせるもの
看護師が転職で多職種を選択しても経験を活かせるものには、上記以外にはどういったものがあるのでしょうか?
例えば、コールセンターなどもあります。近年では健康相談を電話で受けるといった事業を行っている企業も出てきていますし、保険会社などで健康相談センターなどを設置しているところも出てきています。
看護師として現場での経験をもとに、電話でのアドバイスを行うといった仕事になるわけです。これも看護師の経験を十分に活かしている仕事と言えます。
他には、医療や介護用品販売のデモンストレーションに参加するといった仕事もあります。
販売は営業が行いますが、医療や介護用品の説明、多くは有用性についてですが、素人が説明するのとその道のプロである看護師が説明するのとでは説得力が違います。
こういったことから、看護師として現場での経験がある方を採用する企業も増えているのです。
このように、現場での看護師業務経験を活かし、アドバイスや説明を行っていく仕事というのも増えています。
現場での看護業務以外の仕事がしたいという看護師に最適な仕事と言えるかもしれません。
まとめ
看護師の転職で他職種にはどういったものがあるのか、そして看護師としての勤務の中で感じた不満解消に繋がるのかどうかについて説明してきましたが、いかがでしたか?
看護師の仕事は多様化してきており、治験コーディネーターや医務室関連の仕事はもちろん、最近ではコールセンターや医療や介護用品の販売アシスタント職などもあります。
各々特徴はありますが、仕事内容で言うと看護師としての実務ではなく、アドバイスや説明業務の方が良いという看護師が選択しているケースが多いですね。
短時間勤務になっている仕事もあるため、ママさんナースが他職種を選択することもありますが、フットワークが軽くないとできない業務もあるため、一概にママさんナース向きの仕事と言えるわけではありません。
他職種に転職したい時には、まずは情報収集が重要になります。
どういった経験が活かせるのか、その仕事の注意点にはどういったことがあるのか、などはしっかりと把握して選択しないと、転職することで後悔する結果になってしまう確率が高くなります。
情報収集の1つの方法として、看護師転職支援サイトの転職コンサルタントを活用するという方法があります。
転職コンサルタントから生の情報を仕入れ、その情報をもとに自分に適した他職種になっているかどうかをしっかりと判断して転職しましょう。
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