母子家庭の看護師の働き方は子どもの年齢と将来のことを考えて決めよう
更新:2023/03/31
[転職]母子家庭の看護師は、仕事をして生活を安定させつつ、子育てをして、さらに家事をしなければいけませんので、本当に大変です。
母子家庭の看護師は生活を安定させるために、また子どものためには、どんな働き方をすれば良いのか、また夜勤は入るべきなのかなどを説明します。
シングルマザーの看護師は子どもの幸せとあなた自身の幸せを考えて、職場や働き方を決めましょう。
母子家庭の看護師の働き方は、常勤がおすすめ
母子家庭の看護師は、子どもとの時間を作りたいし、子どもにできるだけ寂しい思いをさせたくないという思いを抱えていると思います。
しかし、同時に生活を安定させるため、また将来の子どもの学費のためにも、しっかり稼がなくてはいけないと考えていますね。
母子家庭の看護師は、子どものことを一番に考えて、働き方を決めましょう。子どもが小さいと、非常勤や派遣を選択しがちですが、ハッキリ言ってそれは間違っています。
シングルマザーの看護師は、常勤を選ぶべきなのです。
常勤はしっかりお金を稼げる
お子さんと2人で安定した生活を送っていくために、またお子さんに貧乏な思いをさせないために、さらにお子さんの将来の可能性を広げるためには、お金が必要です。
いくら子どもと一緒にいる時間が増えても、お金がなければ何もできません。お金がなければ、食べるものも着るものも、住むところもありません。
貧乏は心を荒ませます。あなたの心が荒むと、心に余裕がなくなり、お子さんとの生活を楽しめなくなります。お子さんの心が荒むと、非行に走る可能性が高くなるでしょう。
また、お子さんがもっと勉強したいと思っても、学費が用意できなければ、大学進学を諦めなくてはいけなくなって、高卒で就職しなければいけなくなります。
常勤は非常勤や派遣よりも給料が高く、さらにボーナスも支給されます。そして、住宅手当や扶養手当などの手当も貰えます。
だから、非常勤や派遣よりも安定した収入を得られる常勤がおすすめなのです。
子供に寂しい思いをさせるどうかはあなた次第
それに、常勤で働くと、子どもとの時間を作れないというわけではありません。常勤で働いたって、子どもとの時間を確保できます。
話をしながら一緒に食事をする、子どもの話をよく聞く、休みの日は疲れていても一緒に出掛ける。
こういったことをきちんと実践していれば、一緒に過ごす時間は少し短くても、子どもと過ごす時間は濃密なものになるはずです。
一緒に過ごしていたって、あなたはスマホを操作していて、お子さんはゲームをしていて、会話はほとんどないようでは、あまり良い過ごし方とは言えません。
だから、お子さんに寂しい思いをさせるかどうかは、あなたのお子さんへの接し方次第です。
非常勤や派遣で働いていたって、接し方次第では寂しい思いをさせるのですから、それなら常勤でしっかり稼いで、子どもとの時間を大切にしたほうが、お子さんのためになると思いませんか?
常勤は社会的信用が違う
母子家庭の看護師が常勤と言う働き方を選ぶメリットは、もう1つあります。それは、常勤は社会的信用があることです。
世の中にはシングルマザーが珍しくなくなったとはいえ、まだ偏見の目で見られることはあります。
しかし、看護師として常勤として働いていれば、周囲の人からも、「あそこのご家庭は、母子家庭でもしっかりしているわね」と見てもらえるのです。
また、もし将来的にマイホームやマンションを購入する時も、常勤として長年働いていれば、ローンを組みやすくなるということもあります。
だから、看護師はシングルマザーでも常勤として働くチャンスはたくさんあるのですから、常勤として働くべきなのです。
母子家庭の看護師の夜勤という働き方は子どもの年齢と性格で決めよう
母子家庭の看護師は、常勤として働くべきです。でも、シングルマザーは夜勤に入るべきか、またどうしたら夜勤に入れるのか迷っている人が多いと思います。
給料をアップさせるためには、夜勤に入りたいけれど、子どものため・教育的なことを考えると、夜勤に入らないほうが良いのではないか?そもそもどこに預けれるべきなのか?
このように悩むシングルマザーの看護師はあなただけではありません。
気軽に頼れる実家や兄弟が近くにいたら、夜勤に入る時には子供を預けて、どんどん稼ぐことができますが、そうでないシングルマザーも多いです。
頼れる実家や兄弟が近くにいない母子家庭の看護師のために、子どもの年齢別のおすすめの働き方を見ていきましょう。
未就学児がいるシングルマザーは夜勤にバリバリ入って貯金を!
未就学児の子どもがいるシングルマザーは、積極的に夜勤に入りましょう。小さな子どもがいると夜勤に入りにくいと思うかもしれませんが、そんなことはありません。
実は、子どもが小学校に上がる前までが、一番夜勤に入りやすいのです。なぜなら、24時間対応の院内託児所を併設している病院が増えているからです。
24時間対応の院内託児所がある病院なら、あなたが夜勤に入っている時には、子どもを託児所に預けることができます。
院内託児所は格安で利用できますし、院内または病院のすぐ近くの託児所で、資格を持った保育士が見てくれるなら、安心して働けると思います。
院内託児所は小学生の子どもは基本的に預かってくれません。つまり、子どもが小学校に上がる前までしか、自由に夜勤に入ることができないのです。
また、子どもが小学生になると、どんどんお金がかかります。食費がかかるようになるのはもちろんですが、学費や習い事などで出ていくお金が増えるのです。
だから、子どもが小さいうちに、夜勤にバリバリ入って、ガッチリ稼いで、しっかり貯金をしておきましょう。
状況によっては、夜勤回数の制限がないICUや救急外来などでどんどん夜勤に入るのも良いですし、常勤の夜勤専従という働き方を選択するのもありだと思います。
小学生がいるシングルマザーは日勤のみの仕事で
次に、子どもが小学生になった時の母子家庭の看護師の働き方です。子どもが小学生になると、ほとんどの院内託児所は利用できなくなります。
時々、小学校3年生まで預かってくれる託児所もありますが、まだまだ少数派です。また、民間の夜間託児所を使うと、夜勤手当が全額吹っ飛びます。
親兄弟が近くにいないからといって、近所のママ友に面倒見てもらおうと考えるかもしれません。
緊急時に1回だけなら、それも良いかもしれませんが、ママ友に預けるのは友情が壊れる原因になりかねないので、止めておきましょう。
1ヶ月に何回もよその子を預かるのは、トラブルが起こった時の責任問題を考えても、ママ友にとってはリスクが大きすぎます。
こういったことを考えると、小学生の子どもがいるシングルマザーの看護師は、日勤のみで働きましょう。給料は下がりますが、これは仕方がありません。
節約しながら生活をすれば、看護師の日勤のみの給料で十分にやっていけるはずです。
いくらしっかりした子どもだとしても、小学生を夜間に1人きりにするのは、安全上おすすめできません。
日勤のみの職場の中で、ある程度稼げる職場は、次のようなものがあります。
- 病棟日勤
- 外来日勤
- 訪問看護
- 有料老人ホーム
- 美容外科クリニック
病棟にしても外来にしても、病院の福利厚生を利用できて、ボーナスも多いのでおすすめです。できれば外来のほうが、残業が少なく、土日が休みなのでよいと思います。
また、訪問看護の仕事も、日勤のみでも給料は高めです。ただ、オンコールがあるところも多いので、オンコールなしの求人を選ばなければいけません。
有料老人ホームは日勤のみでも、比較的給料が高めです。美容外科クリニックは、日勤のみでも、夜勤に入っているのと同じくらい、もしくはそれ以上の給料を稼ぐことができます。
中学生以上の子どもがいるシングルマザーは夜勤にまた入りましょう
最後に中学生以上の子どもがいる母子家庭の看護師の働き方です。
中学生になれば、夕食と朝食をある程度準備しておけば、身の回りのことは一通りできますし、朝も1人で起きて学校に行くことができるようになるので、また夜勤に入ってしっかり稼ぎましょう。
子どもが中学生になると、さらに学費や塾のお金、部活の費用などでどんどんお金が必要になります。高校進学・大学進学のためのお金も用意しなければいけません。
だから、夜勤に入って、しっかり稼がなくてはいけません。ただ、シングルマザーは子どもの非行が心配だと思います。
自分が夜勤に入っている間に夜遊びをしたり、彼氏・彼女を自宅に引っ張り込んだり、悪い友達のたまり場になっていたら、何のために夜勤をしているかわからなくなります。
日ごろからいつも子どもとしっかりコミュニケーションをとっていて、なぜ夜勤に入るのかを説明していれば、母親が夜勤に入っている間に非行に走るリスクは少なくなりますが、絶対に大丈夫とは言えません。
中学生や高校生は遊びたい盛りですし、どうしても周りに流されてしまう子もいますから。
もし、「うちの子は流されやすいし、外でわいわい遊ぶのが好きな性格だから、ちょっと心配」と思ったら、無理に夜勤に入る必要はないです。やっぱり、子どもが一番大切ですから。
しかし、日勤のみでは、経済的に厳しい場合もあると思います。塾のお金や部活の費用は、想像以上に高いですから。
そういった場合は、透析クリニックで0時頃まで働いたり、三交替制の病棟で準夜勤に入るのはいかがでしょうか?
0時前後に帰宅できれば、お子さんの非行もある程度予防することができます。透析クリニックは夜遅くまで働いたら、その分の手当が貰えますし、病棟は準夜勤の手当が貰えるので、中学生以上の子どもがいるシングルマザーの働き方としてはおすすめです。
母子家庭の看護師は自分のことも考えてあげて
母子家庭の看護師は、まずは子どものことが第一になると思います。ただ、子どものことは第一ですが、シングルマザーはあなた自身のこともきちんと考えて、いたわってあげましょう。
すべてにおいて子どもを優先にして、自分のことを後回しにしていると、あなたがパンクしてしまいます。
体力的なことを考えた職場選びでおすすめは有料老人ホーム
例えば、40代に入って体力的に辛いけれど、給料が良いからと、急性期病棟やICUの夜勤に入っていたら、いつか体を壊してしまいます。
その時に困るのは、あなたのお子さんです。だから、給料をしっかり稼ぐことも大切ですが、少し給料が下がっても無理なく働けるところを選んでください。
40代以降でおすすめの職場は、有料老人ホームです。有料老人ホームなら、急性期病棟よりも仕事量は少なく、夜勤も体力的に楽ですが、病棟と同じくらい稼ぐことができます。
手抜きと楽しみを作ることは大切
もう1つ、シングルマザーの看護師の働き方で注意してもらいたいのは、手抜きを覚えることと生活の中で楽しみを作ることです。
シングルマザーは片親で子どもが可愛そうだからと、家事にも育児にも全力投球をして、生活すべてを子どもに捧げる人が多いですが、そうやっていると少しずつ心が消耗していきます。
もしかしたら、燃え尽き症候群のような感じになってしまうかもしれません。そうなる前に、手を抜けるところは手を抜いて、子ども以外の楽しみを作りましょう。
時々は、休みの日には子どもを数時間だけ民間の保育所に預けて、自由な時間を過ごすのも良いですよね。家事も手抜きしたって良いじゃないですか。
子どもの成長以外の部分での楽しみを見つけておくと、あなたの人生はさらに豊かになります。子どもに全力投球をしていたら、子どもが独立した後は燃えカスのようになってしまいます。
だから、シングルマザーの看護師は自分のことも大切にしてあげてくださいね。
まとめ
母子家庭の看護師の働き方についてまとめました。母子家庭の看護師は、仕事に家事に育児に、すべてをあなた1人でやらなくてはいけないので、本当に大変です。
シングルマザーは常勤で働きつつ、子どもの年齢と性格に合った働き方をしていきましょう。また、あなた自身のことを大切にすることも忘れないでください。
子どものために少し無理をすることが必要な時もありますが、体調を崩すほどの無理はしないようにしてくださいね。
母子家庭の看護師が働きやすい職場に転職を考えているなら、看護師転職支援サイトを利用することをおすすめします。
24時間対応の託児所がある病院や日勤のみでもしっかり稼げる求人、0時頃まで働ける透析クリニック、3交替制で深夜勤は免除にしてくれる病院、体力的に楽な有料老人ホームなどを、転職コンサルタントが探してくれます。
母子家庭の看護師は職場選びが大切です。あなたの状況や子供の年齢と性格に合わせた職場選びを転職コンサルタントが手伝ってくれるのです。
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