新人看護師が透析看護をするメリット・デメリットと4つの注意点

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新人看護師で透析クリニックや透析室で働きたい人はいませんか?

新人看護師は病棟で働くのが一般的ですが、透析看護を専門にしたい、病棟ではなく透析クリニックや透析室で働きたいという人もいると思います。

新人看護師が透析看護をするメリット、デメリット、求人選びの4つの注意点をまとめました。

新人看護師が透析看護を専門にする4つのデメリット

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新人看護師が透析看護を専門にするのは、珍しいですね。新人看護師はみんな病棟で働くのが一般的です。

なぜ、新卒看護師が透析クリニックや透析室で働くのはおすすめされないのかは、4つのデメリットを見ればわかると思います。

  1. つぶしがきかない
  2. 患者さんとのコミュニケーションに苦労する
  3. 病棟で働くよりも給料は低い
  4. 新人教育プログラムがないこともある

つぶしがきかない

新人看護師が透析看護を専門にすると、つぶしがきかないというデメリットがあります。

新人看護師の時には、基礎的な看護技術を身につけなければいけませんが、透析クリニックや透析室で働くと、一部の限定した看護技術しか身につけられないのです。

そのため、透析クリニックや透析室以外で働こうと思った時に、つぶしがきかなくなってしまうのです。

透析看護はバイタルチェック→穿刺→透析機器の操作→抜針・止血→バイタルチェックという流れがルーティンワークになります。

そのため、点滴や吸引、日常生活援助、全身管理、処置介助などの看護技術を経験することができません。

つぶしがきかないと、将来、透析以外の看護をしたいと思っても、転職先の選択肢が狭くなってしまいますし、転職できても一から勉強しなければいけなくなります。

患者さんとのコミュニケーションに苦労する

透析看護は患者さんとのコミュニケーションが難しいので、新人看護師には荷が重いです。

人工透析を受けている患者は、病歴が長いので、糖尿病など自分の基礎疾患や透析についての豊富な知識を持っています。自分は看護師よりも知識があると思っている患者も少なくありません。

そのため、看護師をバカにしたような態度を取る人がいるのです。

また、穿刺に失敗したら、「これだから新人看護師はダメなんだ。いつもの看護師に代えてくれ」のように厳しく言ってくることもありますし、穿刺が少し痛いだけでも、「痛い痛い!お前、下手だな!」のように言ってくることもあります。

そのため、新卒看護師が透析室や透析クリニックで働くと、患者さんとうまくコミュニケーションが取れず、そのストレスから辞めたいと感じることもあるのです。

病棟で働くよりも給料は低い

新人看護師が透析を専門にするデメリットには、病棟で働くよりも給料が低くなることがあります。

透析クリニックや透析室は夜勤がないので、その分、給料が低くなってしまうのです。新人看護師はまだ貯金がないですよね。少しでもたくさん稼ぎたいと思っている場合は、透析を専門にするのは、大きなデメリットになるかもしれません。

新人教育プログラムがないこともある

新人看護師は先輩看護師にきちんと指導してもらい、仕事を覚えていかなければいけません。

でも、透析クリニックや透析室は基本的に新人看護師を採用・配属しないので、新人教育プログラムがないところもあるのです。

新人向けの教育プログラムがないところだと、なかなか仕事を覚えられないし、必要な知識・技術を身につけることができません。

透析クリニックよりは病院の中にある透析室の方が新人教育プログラムが充実している傾向にありますし、院内研修に参加すれば、病棟で使う看護知識や技術を勉強することができるのでおすすめです。

新人看護師が透析看護を専門にする4つのメリット

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新人看護師が透析看護を専門にするメリットもあります。新人看護師が透析看護を専門にしてはいけないというわけではありません。メリットもありますので、本当に透析看護をやりたかったら、新卒看護師でも透析クリニックや透析室を選んでも良いのです。

  1. 夜勤がない
  2. 仕事が覚えやすい
  3. 専門性を深めていける
  4. コミュニケーションが上手になる

夜勤がない

透析クリニックや透析室では夜勤はありません。午前・午後・夜間と3部制で透析を行っている場合は、0時ごろまで働かなくてはいけませんが、それでも一晩中朝まで働くよりはずっと楽ですね。

新人看護師は常に過労気味で、体調を崩しやすいので、夜勤がない透析クリニックや透析室で働くと、体調管理をしながら、健康的に働いていくことができます。

仕事が覚えやすい

新人看護師は急性期病棟で働くと、膨大な量の仕事をこなしながら、幅広い業務を覚えていかなければいけないので、本当に大変です。

でも、透析看護は先ほど説明したように基本はルーティンワークなので、覚えなければいけない量が少ないのです。

そのため、新人看護師でも比較的早く仕事に慣れることができます。早く仕事に慣れれば、ストレスを感じにくくなるので、「辞めたい」と思わず働いていけるのです。

専門性を深めていける

透析看護を選ぶと、専門性を深めていくことができます。透析看護には、次の3つのキャリアアップの道があります。

  • 透析看護認定看護師
  • 透析療法指導看護師
  • 透析技術認定士

新人看護師の頃からこれらの資格取得を目標にして透析の仕事をやっていけば、スキルアップしやすくなります。

これからは看護師も自分の専門を持つべき時代ですので、透析看護1本でやっていくと決めた人は、病棟勤務をせずに、新人看護師の頃から透析クリニックや透析室で働いて、どんどん専門性を深め、キャリアアップを目指していくのは良いことかもしれません。

コミュニケーションが上手になる

先ほど、透析の患者は少し面倒くさいと説明しました。でも、そのような患者にも生活指導をしていくことが、透析看護師の役割です。

確かに、最初は難しいことも多いですが、面倒な患者ときちんとコミュニケーションを取り、信頼関係を作っていかなくてはいけないので、自然とコミュニケーションスキルがアップします。

どんな患者ともしっかり向き合い、信頼関係を構築し、透析をしながら日常生活を続けていくお手伝いをすることが、透析看護師のやりがいでもあり、仕事の魅力と言えるかもしれません。

新人看護師が透析看護を専門にする時の求人選びの4つの注意点

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新人看護師が透析看護を専門にする時には、求人選びに注意しなければいけません。新人看護師が透析クリニックや透析室の求人選びをする時の4つの注意点をご紹介します。

  1. 丁寧に指導してもらえるか
  2. 遅出勤務はどのくらいあるか
  3. 連休の日数
  4. 資格取得支援制度

丁寧に指導してもらえるか

先ほども説明しましたが、透析クリニックや透析室では新人教育プログラムがないところもたくさんあります。

それでも、先輩看護師が丁寧に一から指導してくれるのか、具体的なプログラムはなくても、プリセプターをつけてマンツーマンで指導してくれるのかは新人看護師にとってとても重要なポイントです。

求人選びの時には、きちんと指導してくれるかを一番重要視しなけばいけません。

遅出勤務はどのくらいあるか

透析看護を専門にしようと思っている新人看護師の中には、体調面や子育てとの両立の問題で、夜勤に入れないからという人が多いと思います。

透析クリニックや透析室には夜勤はありませんが、夜間透析をやっていると0時頃まで働かなくてはいけません。

夜勤をするよりは楽ですが、それでも夜勤ができない人にとっては喜ばしいことではないですよね。

0時ごろまで働く遅出勤務は1ヶ月に何回くらいあるのか、無理なく働けるのかを確認する必要があります。

連休の日数

新人看護師が透析の求人を選ぶ時には、月に連休が何回あるかを確認しておきましょう。

透析は週に3回継続して行っていきます。月水金か火木土というスケジュールですね。透析クリニックや透析室のお休みは日曜日だけです。

土曜日も祝日も休みではありません。正月もお盆も関係ありません。日曜日以外は、透析をするのです。ということは、看護師も日曜日以外は働かなくてはいけません。

といって、 4週4休という無茶な休日数ではなく、4週8休のところが多いですが、それでも土曜日も祝日もやっているのですから、連休は自然と少なくなります。

日曜日と平日の決まった曜日1日が固定休としているところもあります。そうすると、連休はなくなります。

しかし、看護師の人数に余裕を持たせているところは、土曜日+日曜日や日曜日+月曜日のように連休をつけやすいので、連休の有無や1ヶ月あたりの連休数は透析クリニックや透析室によって異なります。

連休がないと、仕事中心の生活になります。特に、新人看護師は勉強しなければいけないことがたくさんありますので、連休がないと息抜きの時間がなくなってしまうのです。そのため、連休の日数にはこだわって求人を選んだほうが良いでしょう。

資格取得支援制度

新人看護師は、資格取得支援制度があるかどうかも確認しなければいけません。

先ほど説明したように、透析看護はキャリアアップの資格が3つあります。資格を取得するためには、シフト的に職場の協力が必要なのはもちろんですが、職場から研修費や試験料などの補助があると助かりますよね。

特に、認定看護師の資格を取得するためには、6ヶ月の研修を受けないといけないので、職場の協力は必要不可欠になります。

資格取得支援制度があると、安心してスキルアップ・キャリアアップに励むことができます。

また、資格取得後は資格手当をつけてくれるかも確認しておくと良いでしょう。

まとめ

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新人看護師が透析看護を専門にするデメリット、メリット、求人選びの注意点をまとめましたが、いかがでしたか?

新人看護師は病棟で働くのが一般的ですが、透析看護1本でやっていくという覚悟がある人は、新卒で透析クリニックや透析室で働くのも良いと思います。

透析クリニックや透析室で働きたい新人看護師は、丁寧に指導してくれるところを選ばないといけませんが、丁寧に指導してくれる透析クリニックや透析室の求人を探す時には、看護師転職支援サイトを使うと便利ですよ。

看護師転職支援サイトでは、転職コンサルタントが新人教育プログラムの有無や指導体制などを調べてくれますし、看護師の人数に余裕があって連休が付く可能性が高い透析クリニックや透析室をピックアップしてくれます。

また、遅出勤務の回数や資格取得支援制度の有無も細かく調べてくれるので、新人看護師でも安心して働ける透析クリニックや透析室の求人を見つけることができるのです。

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この記事は、この2人が分担して執筆・監修しています

杉村夏美(すぎむら なつみ)33歳 女性

職業:看護師専門転職コンサルタント

普段は看護師専門の転職コンサルタントとして働いていますが、看護師の転職に関するいろいろな情報を提供したいと思い、 協力関係にある「なーすのきもち」で記事を書かせていただくことになりました。

看護師の転職コンサルタントとしての知識や経験だけでなく、働くママとしての立場からも、看護師の皆さんへ転職に関する 情報提供やアドバイスができればと思っています。

太田 博(おおた ひろし)36歳 男性

職業:看護師専門転職コンサルタント

「なーすのきもち」運営会社様とは協力関係にあり、より実態に即した正確な情報を発信する為、テーマ毎に転職コンサルタ ントの視点での記事を書き、提供しております。

転職に失敗して負のループに陥らない為にも、なるべく多くの正確な情報を提供していきたいと思いますので 今後ともよろしくお願い致します。

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