ハローワークで看護師が転職すると失敗する3つの理由と転職成功の方法

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ハローワークで看護師が転職すると、高い確率で転職に失敗します。

なぜ、ハローワークだけを使って転職すると、失敗する可能性が高いのでしょうか?看護師の転職事情を踏まえて説明します。

ハローワークで看護師が転職?ハローワークとはどんなところなの?

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ハローワークで看護師が転職しようと考えているなら、ハローワークとはどんなところなのかを確認しておく必要があります。

ハローワークは公共職業安定所(職安)のことです。厚生労働省が国民に雇用機会を確保するために設置している行政機関で、東京や大阪、埼玉、北九州など全国に544ヶ所設置されています。

ハローワークはありとあらゆる職業の求人を扱っていますので、看護師専門の求人紹介をしているわけではありません。ただ、看護師だけでなく准看護師の求人も扱っていますし、常勤だけでなく、パートの求人も扱っています。

更には、ハローワークは求人の紹介以外に、失業手当の給付など雇用保険の手続きや、職業訓練の案内なども行っています。

ハローワークは厚生労働省が運営しているサービスですから、誰でも無料で利用することができます。求人を探す側はもちろん、求人を出す側も無料で利用できるサービスです。

ハローワークで看護師が転職すると、良い求人に当たる可能性は少ないって本当?

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ハローワークで看護師が転職すると、転職に失敗するケースが多いです。ハローワークでの転職に失敗して、看護師転職支援サイトなどを使って再転職する看護師は少なくありません。

なぜ、ハローワークで看護師が転職すると、転職に失敗するのか。その理由は、良い求人を見つけられる可能性が少ないからです。良い求人を見つけられないまま、転職するので、転職後に後悔するのです。

看護師がハローワークで転職すると、良い求人を見つけられない可能性があるのはなぜなのでしょうか?

ハローワークの求人は嘘が書ける

ハローワークの求人情報を見ると、基本給や勤務時間、年間休日数などが書かれています。しかし、この求人情報を信じると痛い目に遭います。

なぜなら、ハローワークの求人情報は、すべて本当のことを書かなくてはいけないと決められていないからです。

ハローワークを管轄する厚生労働省のホームページには、このように書かれています。

「労働基準法第15条には、労働条件の明示が定められていますが、この条文で言う労働条件の明示とは労働者個々人に対して書面で明示される労働条件のことです。つまり、求人誌やハローワークに掲載されている求人票はあくまでも募集の際に提示する労働条件の目安であり、労働基準法第15条で定める労働条件の明示には該当しません。」

つまり、ハローワークの求人情報には目安を書けば良いのです。ということは、少し嘘を書いても良いというということになります。

求人に応募する人を増やすために、勤務時間を短く書いたり、給料を高めに書いたりしても良いのです。

そういった嘘を見抜けずに、求人情報に書かれたことを信じて転職すると、実際の労働条件と求人情報の条件が違うために、転職に失敗したと思うようになります。

公開求人しかない

ハローワークには公開求人しかありません。非公開求人は扱っていません。だから、好条件の求人はなかなか見つからず、妥協して転職することになり、転職後に後悔するケースが多くなります。

公開求人とは、誰でも閲覧することができる求人のことです。それに対し、非公開求人は限られた人しか閲覧できません。

非公開求人は好条件の求人が多く、公開求人にしてしまうと、応募が殺到して採用試験が大変になるため、非公開にして、特定の人しか閲覧できないようにしているのです。

看護師転職支援サイトでは、公開求人のほかに非公開求人を扱っていますが、ハローワークは公共サービスなので、誰でも見ることができる公開求人しか扱っていません。

こういった事情があるため、ハローワークでは満足できる求人を見つけられる可能性が低く、妥協して転職することになるのです。

相談員が素人

ハローワークで看護師が転職に失敗しやすい原因の1つには、相談員が素人という理由もあります。ハローワークの相談員は看護師事情に詳しくありません。

ハローワークの相談員は、あなたの転職の相談に乗ってくれます。産業カウンセラーの資格を持っていたり、企業の人事の仕事経験がある人が多いです。

しかし、看護師の転職事情、看護師の勤務に関すること、病院事情に関しては素人です。看護師の転職を全面的にサポートできるだけの知識を持っている人はほぼいません。

夜勤などの勤務体制について、業務内容・業務範囲や配属先について、患者の重症度、前残業の有無、その他細かい部分などは、相談員は知りません。

看護師なら、転職前に確認しておきたいことをハローワークでは確認できないことが多いのです。

相談員に、「この部分をもっと詳しく知りたいのですが」と尋ねても、「わかりません」とか「たぶん大丈夫です」のような答えしか返ってこない可能性があります。

求人情報に書いてあること以外を詳しく知ることができないなら、転職に失敗するリスクは高くなります。

しかも、求人情報に書いてあることは、嘘が混ざっている可能性がありますので、ハローワークを使っての転職は、リスクが非常に高いのです。

ハローワークで看護師が転職すると失敗するなら、どうやって転職すれば良いの?

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ハローワークで看護師が転職すると失敗するなら、ほかの方法を使って転職することを考慮する必要があります。

看護師が転職する時に利用できるサービスは、ハローワーク以外にナースセンター(ナースバンク)と看護師転職支援サイトがあります。

それぞれの特徴やメリットにはどういったものがあるのでしょうか?

ハローワークのメリットとデメリット

ハローワークで看護師が転職すると失敗するリスクが高いことを説明しましたが、メリットもあります。

メリット1=国の公共サービスである安心感

ハローワークは厚生労働省、つまり国が行っている公共サービスです。「国の公共サービス」というのは、騙されるような心配もなく、安心して利用できます。

メリット2=行きやすい場所にある

ハローワークは全国544ヶ所にあるので、お住いの地域の近くには、必ず1ヶ所はあるはずです。原則的に人口20万人都市に1ヶ所は設置されているので、比較的行きやすく、利用しやすいことがメリットです。

デメリットは3つ

ハローワークのデメリットは、先ほど説明したように、求人情報に嘘が書けること、公開求人しかないこと、相談員が素人であることです。

ナースセンターのメリットやデメリット

ナースセンターは看護協会が運営しているサービスで、ナースバンク事業として看護師の求人紹介を行っています。インターネット上では「e-ナースセンター」という無料職業紹介サイトで求人を閲覧することができます。

メリット1=看護協会が運営しているので安心

ナースセンターは看護協会が運営しているので、無料で安心して利用することができます。協会員でなくても、看護師免許を持っていれば利用可能です。

メリット2=就業相談員が看護師

ナースセンターの就業相談員は、看護師です。そのため、看護師だからこだわりたいポイントを理解してもらえます。また、転職に関する的確なアドバイスをしてもらえるのです。

デメリット1=就業相談員に相談するのに手間がかかる

ナースセンターで就業相談員に相談しながら転職したい場合、お住いの地域や環境によっては相談するのに手間がかかることがあります。

ナースセンターは各都道府県に数ヶ所しかありません。1ヶ所しかない都道府県もあります。ナースセンターに出向くには、住んでいる場所とナースセンターの場所によっては、1日がかりで行かなくてはいけません。

また、電話相談ができる時間は平日の日中のみなので、働きながら転職活動するのは難しいこともあります。

デメリット2=公開求人しかない

ナースセンターで扱っている求人は、ハローワーク同様に公開求人のみになります。そのため、好条件の求人は探しにくいかもしれません。

看護師転職支援サイトのメリットやデメリット

看護師転職支援サイトは、民間の企業が運営している看護師専門の求人紹介サービスです。

民間の企業がやっているサービスだと、安心感がないと不安になるかもしれませんが、厚生労働大臣の認可を得ていて、大企業が運営しているものを選べば、安心して利用できます。

メリット1=転職を全面的にサポートしてくれる

看護師転職支援サイトは、あなたの転職を全面的にサポートしてくれます。そのため、採用になる可能性が高くなります。

看護師転職支援サイトは、看護師が不足している医療施設・介護施設に看護師を紹介することで、利益を得ています。

そのため、あなたが希望の職場に転職できるように、求人選び、履歴書の書き方・面接対策、面接の日時設定、配属先の交渉、給料交渉などを転職コンサルタントがサポートしてくれます。

メリット2=転職コンサルタントはプロ

看護師転職支援サイトの転職コンサルタントは、看護師の転職のプロです。看護師事情、看護師の転職の注意点を詳しく知っています。

更には、自分で病院・施設を訪問して内部情報を入手していますし、今まで転職のサポートをしてきた看護師から生の情報も入手しています。

よって、求人情報に載っていないようなことも、お願いすればすぐに調べることができます。

また、転職コンサルタントへの相談は、平日の夜や土日祝日も受け付けているので、忙しい看護師でも働きながら転職活動を進めていくことができるのです。

メリット3=非公開求人がある

看護師転職支援サイトは非公開求人を多数扱っています。先ほど説明したように、非公開求人は好条件の求人がそろっているので、希望に合った求人を見つけられる可能性が高くなります。

デメリット1=勧誘がしつこいことがある

看護師転職支援サイトは、民間企業が運営しています。利益を得ないと会社は成り立たないので、看護師を転職させようとして、勧誘がしつこいことがあります。

これに関しては、あいまいな態度を取っていると、勧誘が頻回になることがあるので、きっぱりとした態度を取って、「もう少し考えたい」、と伝えれば問題ないと思います。

ハローワークで看護師が転職するなら、ハローワーク以外のサービスも使うと良い?

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ハローワークで看護師が転職する場合、ハローワークだけを使うと、転職に失敗する可能性が高いです。転職失敗を避けるためには、ハローワーク以外のサービスも使ってみましょう。

ハローワークだけで看護師が転職活動をすると、転職後に後悔する可能性が高いことは、先ほど説明したとおりです。

いくら看護師は転職しやすい職業であり、看護師は転職するのが一般的といっても、転職は看護師人生において大きな転換点になるのは間違いありません。

転職に失敗したからといって、短期間に転職を繰り返すと、看護師キャリアに傷がつきますし、条件の悪いところにしか転職できない可能性が高いです。

よって、転職に失敗するわけにはいかないのです。転職に失敗せずに、希望の職場に転職するためには、(3つの転職サービスを同時に使いながら、転職活動を進めると良いでしょう。)

ハローワーク、ナースセンター、看護師転職支援サイトは、それぞれにメリットとデメリットがあります。それぞれのメリットがそれぞれのデメリットを補い合います。

また、人によって3つのサービスのどれが合うかは変わります。ハローワークの相談員がたまたま看護師事情にとても詳しい人に当たる可能性もあります。

ナースセンターのすぐ近くに住んでいる人は、ナースセンターを利用すると、楽に転職できる可能性があります。更には、タイミングよく公開求人の中で、超好条件の求人を見つけられる可能性もゼロではありません。

看護師転職支援サイトは転職コンサルタントの全面サポートを受けられますが、サポートを受けて、至れり尽くせりで転職したい人もいます。

しかし、自分で頑張りたいという人もいると思います。だから、(どのサービスが自分に合うかは、人それぞれ違うのです。)よって、最初は3つのサービスを使うことをおすすめします。

それで、あまり自分に合わないなと思ったサービスは使わないように切り捨てていって、最終的に1つに絞って転職すると良いと思います。

転職に失敗しないためには、まずはハローワーク、ナースセンター、看護師転職支援サイトを同時に使い始めると良いでしょう。

まとめ

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ハローワークで看護師が転職すると失敗する可能性が高い理由と、転職に成功する方法をまとめましたが、いかがでしたか?

ハローワークは看護師専門の転職サービスではないので、ハローワークだけを使って転職すると、希望に合った転職先を見つけることができなかったり、転職後に後悔することになる可能性があります。

看護師が転職するなら、ハローワークだけでなく、ナースセンターと看護師転職支援サイトを使うようにすると、失敗するリスクを最小限にすることができます。

ハローワークを使うためには、ハローワークに出向きましょう。ナースセンターは看護師免許の番号が必要ですので、看護師免許を用意してe-ナースセンターのホームページで登録しましょう。

看護師転職支援サイトは、このホームページから登録できます。

3つのサービスを使うのは面倒かもしれませんが、転職に成功するためですので、手間を惜しまずに頑張りましょう。

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この記事は、この2人が分担して執筆・監修しています

杉村夏美(すぎむら なつみ)33歳 女性

職業:看護師専門転職コンサルタント

普段は看護師専門の転職コンサルタントとして働いていますが、看護師の転職に関するいろいろな情報を提供したいと思い、 協力関係にある「なーすのきもち」で記事を書かせていただくことになりました。

看護師の転職コンサルタントとしての知識や経験だけでなく、働くママとしての立場からも、看護師の皆さんへ転職に関する 情報提供やアドバイスができればと思っています。

太田 博(おおた ひろし)36歳 男性

職業:看護師専門転職コンサルタント

「なーすのきもち」運営会社様とは協力関係にあり、より実態に即した正確な情報を発信する為、テーマ毎に転職コンサルタ ントの視点での記事を書き、提供しております。

転職に失敗して負のループに陥らない為にも、なるべく多くの正確な情報を提供していきたいと思いますので 今後ともよろしくお願い致します。

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