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看護師が美容外科に転職、押さえておくべき仕事の特徴やメリット・デメリット、向き不向きや注意点を解説!

更新:2017/05/19

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看護師が美容外科に転職する場合に知っておいた方が良い仕事の特徴、メリット・デメリット、向き不向き、注意点を解説していきます。

イメージだけで美容外科に転職するのは危険ですよ!

※美容皮膚科についての記事をご覧になりたい方は、当サイトの「看護師が美容皮膚科に転職、押さえておくべき仕事の特徴やメリット・デメリット、向き不向きや注意点を解説!」をご覧下さい。

看護師が美容外科に転職、押さえておくべき仕事の特徴

看護師が美容外科に転職、押さえておくべき仕事の特徴にはどのようなものがあるのでしょうか?

仕事の特徴1:美容外科は美容である前に外科です

美容外科に転職しようと思う看護師は、美容分野に興味を持ってという方が多いと思いますが、まずは美容外科は美容である前に外科であることをしっかりと認識しておく必要があります。

つまり、美容外科の仕事内容の多くは、豊胸や脂肪吸引など美容関係のオペの介助、オペ前オペ後の管理や患者様への説明業務などです。

美容外科の看護師は美容に関わっているという感覚よりも、オペ室の看護師という感覚が必要なのです。オペ室の看護師が美容関係の施術に対応している、ということが仕事の特徴という認識をしておくと間違いないでしょう。

仕事の特徴2:美容外科の年齢制限は仕事のハードさが理由?

美容外科では年齢制限が35歳となっているケースが多いですが、その理由はどういったことだと思いますか?多くの方は美容外科なので外見の問題をイメージするのではないでしょうか?

しかし、実際は外見のことよりも仕事のハードさに慣れるために設けられている年齢制限であることが多いのです。

美容外科は上記で述べた通りオペ介助の仕事がメインとなり、オペ介助はずっと立ちっぱなしのハードな仕事になります。その環境に慣れていくための年齢制限なのです。

よって、オペ介助の経験がある看護師に関しては、35歳という年齢制限があっても採用されるケースもあります。やはり採用したからには早期退職になって欲しくない、という採用側のリスク管理の観点から、年齢制限があるという認識をしておきましょう。

仕事の特徴3:責任を持って看護師が中心となって行う施術もある?

美容外科ではオペだけでなく、レーザー治療などもあります。基本的に医師が行うものが多いですが、レーザー脱毛など看護師でも行うことができるレーザー機器もあります。

看護師という仕事は医師のサポート役が中心となるわけですが、美容外科の場合は看護師が中心となって行う業務も多くなっており、より責任を持って仕事を行う環境になっているという特徴もあるのです。

看護師が美容外科に転職する場合のメリット

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看護師が美容外科に転職する場合のメリットにはどういったことがあるのでしょうか?

メリット1:給与が高い傾向にある

美容外科の看護師はオペ介助が多くなっているということもあり、立ち仕事でハードな仕事内容になっています。その分、給与が高いという傾向があります。

もちろん、美容外科に関しては患者様の数、売上が給与に直接反映されやすくなっているため、美容外科クリニックごとに給与が大幅に違う傾向にありますが、一般的なクリニックよりも殆どの美容外科クリニックで高くなっています。

大体ですが、一般のクリニックよりも月給で5万程度は高くなると思っていて良いでしょう。

つまり、夜勤がないクリニックに転職すると収入面で心配、というケースがありますが、その夜勤分給与が下がらないのが美容外科と言えるでしょう。

また、インセンティブ制度が存在している美容外科もあり、売上や集客によって報酬をもらえるケースもあります。これが月に数万円になることもあるため、美容外科の高収入に繋がっているのです。

インセンティブというと個人目標達成した場合にもらえるもの、つまりなかなかもらえないんじゃないかと思いがちですが、美容外科の場合、クリニックの売上と連動したインセンティブというケースもあります。

これだとクリニックの業績が良ければインセンティブがもらえますので、インセンティブといっても手当と同じような感覚で毎月もらえている美容外科もあります。大手美容外科クリニックなどでは結構多いですね。

こういった給与に関する部分が、やはり最も大きなメリットと言えるでしょう。

メリット2:人の生死に関わる仕事ではない

美容外科はオペ介助がメイン業務ではありますが、人の生死に関わるオペを行うわけではありません。

もちろん、オペ中の事故などないわけではありませんので、全く人の生死に関わることはないとは言えませんが、基本ない仕事です。

看護師の仕事は人の生死に関わる仕事が多く、そこに仕事の醍醐味を感じる看護師もいれば、責任の重さ、人の命の尊さなどいろいろと感じてしまい、精神的に辛くなってしまう方もいます。

そういったことがないことも、美容外科のメリットの1つと言えるでしょう。

メリット3:お客様からの喜びの声をダイレクトに聞くことができる

美容外科は利用される方を患者様というよりもお客様、ゲストといった呼び方をします。つまり、医療というよりもサービス業に近い感覚になります。

お客様に対して施術や説明、看護業務を行っている中で、お客様から喜びの声を直接かけてもらえることも多く、そういったことがモチベーションに繋がっていくというメリットがあります。

お客様との関わりが多いといった点で、じっくりと患者様と関わりたいという気持ちから看護師になりたいと思った方にとっても、メリットが大きい職場と言えるでしょう。

看護師が美容外科に転職する場合のデメリット

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看護師が美容外科に転職する場合のデメリットにはどういったことがあるでしょうか。

デメリット1:美容外科のサービス業の感覚に慣れることが難しい

美容外科はサービス業といった説明を上記でしましたが、サービス業の感覚に慣れることがなかなかできず、早期で退職してしまう看護師がいます。

例えば、サービス業であればやはり売上に対する意識は必要ですよね。美容外科もそういったところがあり、例えばお客様に対して営業トークを用い、更なるサービスの提案をしていくケースもあります。

医療の現場であれば、医師や看護師が過剰なサービスを提案するようなことは基本的にありませんが、美容外科では積極的な提案が求められます。

もちろん、慣れることができればデメリットではないですが、医療現場で数年以上勤務したことがある看護師からすると、デメリットと感じるでしょう。

デメリット2:美容外科からの転職が難しい

美容外科での経験が長くなると、一般的な保険診療の病院やクリニックで採用されにくくなってしまうというデメリットがあります。

これは、上記で挙げているようなサービス業の感覚に慣れてしまうと、今度は保険診療の病院やクリニックの感覚とずれてしまいます。

そうなると、保険診療の病院やクリニックの感覚に馴染めず、早期退職に至ってしまうことがあります。また、場合によっては看護師のチームの和を乱してしまうこともあります。

美容外科という業種を特殊なものと捉え、そういった業種で仕事をするということは、一般の医療機関で勤務することが難しくなるケースもあるということを念頭において、転職先に選択するかどうかを考える必要があるのです。

デメリット3:給与は高いが安定しない傾向がある

美容外科は給与は高いですが、経営状況が安定しない傾向があります。美容外科は経営難に陥ってしまい、最悪閉院してしまうことも少なくないのです。

美容外科はサービス業と捉えると、医師も施術だけをしていれば良いわけではなく、経営能力も問われますので、なかなか難しい状況があると言えます。

一般企業が美容外科を運営しているケースもありますが、そのケースでもサービス業としての認識はあっても、医療のことを全く分かっていない会社が運営していることが多く、人材確保などが上手くいかず経営破綻してしまうことも少なくありません。

美容外科を転職先に選択する場合には、経営状態がどうなのか、もしくは経営母体がどのようになっているのかを調べた上で検討することが必要と言えるでしょう。

美容外科の仕事に向いている看護師ってどんな人?

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美容外科の仕事に向いている看護師ってどんな人なのでしょうか?

美容外科の仕事に向いている看護師は看護師という枠組みにとらわれない人

美容外科の仕事に向いている看護師は、看護師としての枠組みにとらわれず、美容外科で働きたいという気持ちが強いことが大切になってきます。

もちろん看護師の資格を活かして仕事を行いますので、採血・点滴・注射などの看護師業務もありますし、オペ介助も看護師の仕事です。

しかし、上記でも説明したように病院やクリニックとは感覚の違いが大きいため、看護師という枠組みをしっかりと持ち仕事をしている方にとっては、美容外科での業務が看護師の仕事のように思えないケースも多くなってきます。

よって、看護師としての枠組みにとらわれない人が、美容外科に向いている人と言えるのです。

美容外科の仕事に向いている看護師は一般社会人としての接遇マナーを大切にしていきたい人

接遇マナーは看護師として働く上でも重要なことと言えますが、看護師の接遇マナーは少し変わっている部分があります。

というのも、定期的に来られる患者様や高齢者が多いため、敬語というよりも親しみを込めたフレンドリーな話し方が多くなっています。

よって、接遇マナーとしてはどうなのだろうか?と思ってしまう対応も、病院やクリニックでは少なくありません。その点が美容外科は違うのです。

美容外科の場合は、お客様としての対応になるため、しっかりとした接遇マナー、そして気配りなども重要になってきます。そういったことを重要視した環境で働きたいという看護師に向いていると言えますね。

看護師が美容外科に転職する際の注意点

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看護師が美容外科に転職する際の注意点として、どのようなものがあるのでしょうか?

注意点1:美容外科の行っている施術内容、どういった患者様が多いかなど入職前に確認すること

ただ単に何でもいいから美容外科で働きたい、というのであれば問題ないですが、多くの方はこういった美容外科の分野の施術、治療に関わっていきたいなどの希望を持っている方も少なくありません。

そういった時に入職前にしっかりと調べておかないと、自分自身が希望していた美容外科の施術をほとんどやっていないということもありうるのです。

ホームページをしっかりと確認すれば大丈夫、と思っているかもしれませんが、ホームページの情報は実際にやっているかどうかではなく、やろうとしている、やるための設備はある、という内容もあります。

つまり、ホームページを見ただけでは、実際に行っている施術内容などははっきりとは分かりません。よって、面接時に直接確認するなどが必要になってくるのです。

注意点2:美容外科は賞与がないというケースも少なくない?

美容外科のクリニックでは、賞与に対する考え方が、業績に応じてとなっています。病院は、若干の変動はありますが賞与がなし、もしくは大幅にカットというケースがほとんどありません。

しかし、美容外科の場合は、シビアに経営状況と照らし合わせて賞与を検討するところが結構あります。よって、賞与がここ数年どのようになっているかなどの情報も、注意して見ていく必要があるのです。

近年の経営状況を把握する上でも、重要な注意点になりますね。

まとめ

看護師が美容外科に転職する際の仕事の特徴、メリット・デメリット、向き不向き、注意点を説明しましたが、いかがでしたでしょうか?

美容外科の仕事の特徴は、オペ介助が中心であることと、ずっと立ちっぱなしの仕事であるため、肉体的にもきつい仕事となっています。年齢制限などもそういった視点で設けていることが多いですね。

美容外科に転職するメリットとしては、やはり月給が高いこととお客様と直接接することが多い点が挙げられます。

またデメリットとしては、美容外科特有のサービス業としての雰囲気に馴染むことができるかどうか、という点が最も大きいですね。感覚の違いを埋めることができないと、長く勤務することができません。

美容外科に向いている人は、やはり看護師という枠組みにとらわれず、美容外科という分野で仕事がしたいという気持ちが強い方ですね。

看護師としてのプライドが高い方も、美容外科で勤務することは難しいと言えるでしょう。

そして、美容外科への転職で最も気をつけないといけないのは、注意点でも述べているように転職先候補の美容外科の主な施術内容などをしっかりと把握することです。

また、経営面の状況を把握することも重要ですね。こういったことは、自分自身ではなかなか対応できないことが多いため、看護師転職支援サイトの転職コンサルタントを活用すると良いでしょう。

各々の美容外科クリニックとの付き合いの中で得た実際の情報をもとに、あなたに最適な美容外科クリニックの求人を教えてくれますよ。

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執筆者情報

なーすのきもち編集部
なーすのきもち編集部
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