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新人看護師は病棟選びに迷ってる?各病棟の特徴やメリットを総まとめ

更新:2023/03/31

[新人看護師]

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新人看護師で病棟選びに迷っている人は多いと思います。

新人看護師はどの病棟で働くと、どんなメリットがあるのかを詳しく説明していきます。病棟選びの参考にして貰えればと思います。

新人看護師の病棟選び=病棟のタイプによる違い

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新人看護師の病棟選び、まずは病棟のタイプ別に特徴やメリットを説明します。病棟には、主に次の5つがあります。

  1. 急性期病棟
  2. 精神科病棟
  3. 回復期リハビリテーション病棟
  4. 療養型病棟
  5. 地域包括ケア病棟

新人看護師はこの5つの中で、どの病棟を選べば良いのか?それぞれどんな特徴があって、新人看護師にとってどんなメリットがあるのかを見ていきましょう。

急性期病棟

まずは、急性期病棟です。急性期病棟は、新人看護師の定番の職場ですね。重症な患者が多く、常にバタバタしていて、時間と仕事量に追われながら働くことになります。

ただ、医療行為が多く、急変も日常茶飯事なので、看護師としての成長スピードが速く、新人看護師が基礎を身につけるには一番おすすめの病棟です。

急性期病棟で経験を積めば、将来はどの職場でも対応できるだけのスキル・応用力を身につけることができます。

精神科病棟

次に、精神科病棟です。精神科病棟は、比較的ゆったりとした雰囲気のことが多く、命に関わる病気の患者はいないので、精神的なプレッシャーは少なめです。

また、精神看護を深めていけるので、これからは精神看護一本でやっていくと決めている新人看護師にはおすすめです。

ただ、患者は身体的には健康な人が多いため、医療行為はほとんどなく、看護師として汎用性のあるスキルを身につけるのは難しいでしょう。

回復期リハビリテーション病棟

回復期リハビリテーション病棟は、リハビリ期の患者が多いので、患者の状態は安定していますので、急性期よりは医療行為は少ないです。それでも、一通りのスキルは身につけることができます。

リハビリ看護に興味がある人、急性期で働く自信がない人にはおすすめの病棟です。ただ、力仕事は多いので、体力的にはキツイと思います。

療養型病棟

療養型病棟は慢性期の患者ばかりなので、落ち着いた雰囲気の病棟が多いです。また、仕事はルーティンワークが多く、イレギュラーなものは少なめであることが特徴です。

おっとりタイプの新人看護師や患者さんに寄り添った看護を重視したい人、急性期のスピードについていく自信がない人は、療養型病棟を選ぶと良いかもしれません。

地域包括ケア病棟

最後は、地域包括ケア病棟です。地域包括ケア病棟は在宅医療と急性期病棟の中間地点という位置づけの病棟ですから、比較的落ち着いた雰囲気の中で働けます。

また、急性期病棟ほどではないものの、医療行為を経験できますので、看護師としても成長していくことは可能です。

将来、退院調整部門や訪問看護で働きたいと思っている人は、地域包括ケア病棟を選ぶと良いでしょう。

新人看護師の病棟選び=診療科による違い

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新人看護師の病棟選び、次は診療科による違いです。新人看護師におすすめの科はどこなのでしょうか?

  1. 内科系病棟
  2. 外科系病棟
  3. 循環器系の病棟
  4. 脳神経系の病棟
  5. 消化器系病棟
  6. 呼吸器系病棟
  7. 整形外科病棟

内科系病棟

内科病棟はオペがなく、外科よりも在院日数が長いので、落ち着いた雰囲気の中で、患者さんとのコミュケーションを取って、関係性を重視しながら働きたい新人看護師さんにおすすめです。

外科系病棟

外科系病棟はオペがあり、さらにオペ後の処置も多いので、オペ前後の看護や処置のスキルを身につけたい、とにかく看護師としてのスキルを重視したい新人看護師におすすめです。

循環器系の病棟

循環器系の診療科の病棟は、急変が多いことが特徴ですので、新人看護師が働くと、急変への対応スキルを身につけられます。また、十二誘導心電図を読めるようになるというメリットもあります。

脳神経系の病棟

脳神経系の病棟も比較的急変が多く、また全身管理が必要なことが多いですので、看護師として成長しやすいです。ただ、意識レベルが低く、ADLが低い人が多いので力仕事が多めになります。

消化器系病棟

消化器系の病棟は幅広い疾患を看れるので、看護師としての基礎を一番身につけやすいです。また、がん患者も多いので、がん看護も学ぶことができます。

呼吸器系病棟

呼吸器系の病棟は、がん患者が多いので、がん看護を学べます。また、酸素療法のスキルを身につけられます。

がん看護に興味がある新人看護師にはおすすめですが、呼吸器系は比較的死亡率が高く、さらに患者の苦痛が大きい疾患が多いので、精神的なタフさが求められます。

整形外科病棟

最後に、整形外科病棟について説明します。整形外科はオペが多く、ADLが低い人が多いですが、意識ははっきりしている患者がほとんどです。

また、命に関わる疾患は少なく、オペ後はメキメキ回復していくことが多いので、比較的明るい雰囲気の中で働けます。

オペ後の処置を学びたいし、患者としっかり話しながら看護をしたい新人看護師にはおすすめの病棟です。

新人看護師の病棟選び=特殊な病棟

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新人看護師の病棟選びに関する説明、次は特殊な病棟の説明をしていきます。病院の中には、一般病棟以外の職場もあるのです。

  1. 手術室
  2. ICU
  3. 救命救急センター

手術室

手術室は病棟と言って良いのかどうかわかりませんが、新人看護師におすすめの部署であり、毎年たくさんの新人看護師が配属される部署です。

手術室は患者さんとかかわる時間は非常に短いですが、解剖生理に詳しくなり、さらに器械類の名称や用途などの知識を身につけられます。

また、外回りの仕事は病棟看護師の仕事に通じる部分があるので、どこの職場に行っても活かせるスキルを持てるのです。

ICU

ICUも特殊な病棟の1つです。集中治療室であるICUは超重症な患者が多く、新人看護師には荷が重い部署ではあります。

しかし、新人看護師の時からICUで働いていると、一般病棟で働くよりも数倍のスピードで成長でき、応用力を身につけることができます。

救命救急センター

救命救急センターも、特殊な病棟の1つですね。ドラマの救命病棟24時やコード・ブルーを見たことがある人はわかると思いますが、救急部門も専門病棟を持っていることがあります。

救急搬送の患者の対応をしながら、入院患者の看護もするので、新人看護師はたくさんのことを学ぶことができます。

その分、苦労も多いので、「とにかくスキルアップしたい、できるだけたくさんのスキルを身につけたい、ハードなことは覚悟している」という新人看護師にだけおすすめしたいです。

新人看護師が病棟選びに失敗した時の対処法

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新人看護師が病棟選びに失敗したら、どうすれば良いのでしょうか?自分で希望した病棟に配属になったとしても、思っていたのと違ったという場合もあると思います。

しかし、それよりも病棟選びに失敗したケースは、希望とは違う配属先になってしまったというものが多いですよね。

病院側は看護師の配属先の決め方は、その人の適性を見るのではなく、適正な看護師数が配置されているかだけを見ていますので、希望とは違う病棟に配属になることも珍しくないのです。

  1. そこのメリットに目を向ける
  2. 異動願を出す
  3. 転職して希望の病棟で働く

そこのメリットに目を向ける

新人看護師が病棟選びに失敗したと思っても、まずはそこのメリットに目を向けましょう。あなたはまだ新人看護師なのですから、学ぶべきことは無限にあります。

今の病棟でも学べることはたくさんあるはずです。縁があって今の病棟に配属になったのですから、今の病棟で学べるものはすべて学んでから、今度こそあなたの希望の病棟で働けば良いのです。

今の病棟での経験は、必ず次の病棟で活かすことができます。

異動願を出す

新人看護師が病棟選びに失敗したら、異動願を出しましょう。異動願を出して、師長にアピールすれば、希望部署に空きが出たら、あなたを優先的に異動させてくれるかもしれません。

ただ、新人看護師の場合は、なかなか異動させてもらえないこともありますので、必ずしも異動希望が叶うわけではないので、運次第と言えるかもしれません。

転職して希望の病棟で働く

新人看護師が病棟選びに失敗したら、希望の病棟で働ける病院を選ぶと良いでしょう。希望の病棟に配属を確約してくれる病院へ転職すれば、今度こそあなたの希望の病棟で働けるはずです。

新人看護師が病棟選びに失敗して転職するなら次のことに注意して

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新人看護師が病棟選びに失敗して転職するなら、「必ず希望の病棟に配属しますよ」と約束してくれるだけではなく、次の4つのことに注意しないといけません。

  1. 人間関係は良いのか
  2. 看護師の年齢層はバランスが良いか
  3. 離職率は高くないか
  4. 教育体制は整っているか

この4つのことをチェックしてから転職しないと、今度は違う理由で転職したくなってしまいます。

人間関係は良いのか

先輩看護師が怖いなど人間関係が悪いような病棟で新人看護師が働くと、精神的なストレスから辞めたくなります。

そういった事態を避けるためには、人間関係が良く、先輩看護師が優しい職場へ転職しなければいけません。

看護師の年齢層はバランスが良いか

新人看護師が病棟選びをする時には、看護師の年齢層のバランスが良いかを確認しましょう。

新人~若手看護師とベテラン看護師しかいなくて、中堅の看護師がほとんどいない職場は、おそらくベテラン看護師が幅を利かせていて、新人~若手、中堅看護師が働きにくくなっているのです。

新人や若手看護師は我慢して働いているけれど、転職に有利な中堅看護師はみんな辞めていってしまうんですね。そのような職場ではストレスが溜まりますし、長く働けません。

看護師の年齢層・経験年数のバランスが良い病棟を選んだほうが良いでしょう。

離職率は高くないか

新人看護師が違う病棟へ転職する時には、離職率は高くないかを確認しましょう。離職率が高いということは、それだけ働きにくいということになります。

いくら希望の病棟で働けても、その職場環境が悪く働きにくかったら、転職して良かったとは思えないですよね。

日本看護協会の「2016年病院看護実態調査」によると、常勤看護師の離職率は10.9%、新卒看護師の離職率は7.8%となっています。この数字を目安にして、離職率ができるだけ低いところを探しましょう。

教育体制は整っているか

新人看護師が転職する時には、教育体制が整っているかも確認しなければいけません。せっかく希望の病棟で働けても、きちんと指導してもらえなければ、その病棟に転職した意味がないですね。

新人看護師が年度途中で転職するなら、個別に1人1人に合わせて指導してくれるところが多い中規模病院の中から、希望の病棟に配属してくれるところを選ぶと良いと思います。

新人看護師が病棟に配属になったら、まず何をする?

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新人看護師が病棟に配属になったら、どうすれば良いのでしょうか?病棟に配属になったら、次の3つを行いましょう。

  1. 挨拶&自己紹介をする
  2. 病棟内の物品の位置を覚える
  3. 人間関係を観察する

この3つのことをまずはやりましょう。そうすれば、その病棟でうまく働いていくことができます。

挨拶&自己紹介をする

まずは、病棟に配属になったら、挨拶と自己紹介をしましょう。この時に大切なのは、新人らしいフレッシュさ&やる気です。

ハキハキとさわやかに、一生懸命さを醸し出しながら、挨拶と自己紹介をしてください。そうすれば、先輩看護師は「初々しいなぁ。」と好印象を持ってもらえます。

最初のあいさつで好印象を持ってもらえたら、その後は先輩も好意的に接してくれるので、仕事が楽になるはずです。

病棟内の物品の位置を覚える

次に、病棟内の物品の位置を覚えましょう。シーツなどのリネン類、清拭グッズ、シリンジなどの医療器具、その他いろいろなものが病棟にはありますが、それらがどこにあるのかをチェックして下さい。

そうすると、ベッドメイキングをする時にも準備が早くなりますし、急変時に先輩に、「あれ持ってきて!」と言われた時も、ササっと素早く持ってくることができます。

ナースステーション外にある物品は、患者さんと病棟内を散歩しながら覚えると、患者さんのリハビリや早期離床の目的を果たしつつ、あなたの仕事にも役立ちますのでおすすめです。

人間関係を観察する

新人看護師が病棟に配属になったら、先輩たちの人間関係やキャラクターを観察しましょう。

どの先輩看護師が怖いのか、誰なら気軽にわからないことを聞けるのか。また、誰と誰が仲が悪くて、誰と誰が仲が良いのか。

新人看護師が病棟でうまく働いていくためには、これらのことをしっかり把握しておく必要があります。

だから、先輩看護師たちの人間関係を観察して、「困った時はこの先輩に頼れば大丈夫」とか「あの先輩は機嫌が悪いとめちゃくちゃ怖いから、地雷を踏まないように注意する」などを知っておくようにしてください。

まとめ

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新人看護師の病棟選びのポイントを、各病棟ごとの特徴やメリットと共に説明しましたが、いかがでしたか?

新人看護師は病棟で働くのが一般的ですが、病棟と言っても、いろいろな種類がありますので、それぞれの特徴・メリットをしっかり把握して、あなたに合った病棟を選んで働きましょう。

しかし、病棟選びに失敗したり、希望の病棟に配属にならないこともあると思います。

そういった時の対処法の1つに転職がありますが、希望の病棟に配属してもらえるからといって、飛びつかずに4つのポイントをしっかりチェックしてから、転職先を選びましょう。

転職を考えている新人看護師は、看護師転職支援サイトを使うと4つのポイントをしっかりチェックしながら、転職先を探すことができます。

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執筆者情報

なーすのきもち編集部
なーすのきもち編集部
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