看護師の管理職の悩みは何?悩み別の5つの解決法!給料や役割も紹介

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看護師の管理職は、たくさんの悩みを抱えています。スタッフ看護師から見ると、デスクワークばかりで、悩みがなさそうに見えることもありますが、そんなことはありません。

看護師の管理職に多い悩みと解決法を解説していきます。役割を給料もまとめています。

看護師の管理職は主に3段階ある!

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看護師の管理職には、主任看護師・看護師長・看護部長の3段階があります。このほかに、副主任や副師長、副部長などの役職もありますが、副主任の役割は主任の補佐、副師長は看護師長の、副部長は看護部長を補佐することが役割です。

では、主任、看護師長、看護部長、それぞれの役割や給料を詳しくみていきましょう。

主任の役割や給料

主任看護師の役割

主任看護師の役割は、現場のまとめ役です。現場のリーダーが主任看護師なのです。

寺岡三左子「主任看護師が捉えた主任としての役割」では、「師長とスタッフをつなぐ」、「現場を仕切る」、「働きやすい環境をつくる」、「看護師としての専門職業人を育てる」の4つを主任看護師の役割としています。

主任看護師はスタッフの看護師にとっては、もっとも身近な管理職です。師長には相談しにくいことでも、主任看護師になら相談できる人も多いです。

主任は師長とスタッフのつなぎ役となったり、スタッフ看護師の相談に乗ったり、看護師の育成のために直接指導したりします。

現場をしっかりまとめて、看護師長が部署の管理を円滑に行えるようにすることが、主任の目標と言えるでしょう。

主任看護師の給料

日本看護協会の「2012年 病院勤務の看護職の賃金に関する調査報告書」によると、主任看護師の給料は、次のようになっています。

  • 基本給の平均=32万7,143円
  • 役職手当の平均=2万6,159円

役職手当は主任のデータがないので、近い役職である副看護師長のデータを使っています。主任は夜勤回数が少なくなり、さらに残業手当がつかないので、スタッフ看護師の頃と給料はほとんど変わらない、もしくは下がることがあります。

看護師長の役割や給料

看護師長の役割

看護師長の役割は部署の管理です。部署のリーダーとして、その部署での看護師の業務がスムーズに、効率よく進むようにマネジメントします。

具体的には、病院や看護部の方針に沿った部署の目標を立て、それを達成するためのシステムづくり、計画立案などを行ったり、部署の看護師育成計画を立てたりなどです。

また、スタッフ看護師1人1人に目を配り、無理なく働いていける環境を整えることも、師長の大切な役割です。

看護師長の給料

先ほどの日本看護協会の資料から、看護師長の給料をご紹介します。

・基本給の平均=37万949円

・役職手当の平均=4万5,439円

看護師長になると、年収600万円以上、700万円を超えることも珍しくありません。

看護部長の役割や給料

看護部長の役割

看護部長の役割は、その病院・施設の看護師全体をマネジメントすることです。病院の方針に沿って、看護部の目標を設定し、それを達成できるように、各看護師長に指示を出します。

また、新卒・既卒看護師の年間教育計画を立てたり、看護師の採用計画を立てるなど、看護職員全体のこと、また病院の運営・経営を考えて業務を行います。

看護部長は病院・施設の看護師の代表ですから、地域の病院や介護施設との連携・交渉などを行うことも看護部長の役割です。

看護部長の給料

日本看護協会の資料では、看護部長の給料は以下のようになっています。

・基本給の平均=42万7,573円

・役職手当の平均=8万1,307円

看護部長になると、年収700万円以上稼ぐことができます。800万円を稼ぐことも十分に可能です。

看護師の管理職に多い5つの悩みと解決法

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看護師の管理職は、スタッフの看護師から見ると、デスクワークばかりで楽そうな仕事だと思うかもしれません。確かに、夜勤は少ないし、体力的には楽だと思います。

しかし、管理職は管理職だからこその悩みを抱えています。看護師の管理職に多い悩みと悩み別の解決法を教えます。

管理職なのに給料が低いことに悩む時の解決法

管理職は役職手当が付きますので、スタッフ看護師として働いている時と比べて給料は上がります。(主任になって少し下がる可能性もありますが)

でも、病院によっては、役職手当は微々たるもので、スタッフの看護師と給料はほとんど変わらない。責任だけが重くなっていくということもあります。

給料は変わらないのに、責任だけが重くなっていくなら、管理職なんてやっていられないですよね。

給料に不満があるなら、役職手当や給料を調べて転職

管理職の給料に不安があるなら、役職手当や給料を調べて、納得のいく額の給料を貰える病院に管理職として転職しましょう。

役職手当の額や基本給の額は、病院によって全く違います。

納得のいく給料をもらえる病院で管理職として働いたら、管理職としての仕事にやりがいを感じることができるはずです。そして、昇進へのモチベーションも高まるでしょう。

→役職手当の額や給料を自分で調べられるかどうか不安な人は、転職コンサルタントが役職手当や給料、年収などを細かく調べてくれます。

病院の方針とスタッフとの板挟みで悩む時の解決法

看護師の管理職は、常に板挟みに悩むことになります。これは、主任看護師や看護師長に多い悩みです。

病院や看護部の方針を押し付けられ、目標達成を強要されます。

方針に沿った仕事をし、目標を達成するためには、現場のスタッフの看護師に時には厳しいことを言い、無理があるシフトに入ってもらわなくてはいけません。

そうすると、当然ながら、スタッフの看護師からは不満が出て反発されます。でも、スタッフの看護師の意見を最優先に聞くと、今度は上からあなたに厳しい指導が入るのです。

主任や看護師長は、スタッフ側の気持ちもわかるし、病院としての方針に沿うことが重要であることも理解できるので、常に板挟みになってしまい、ストレスが溜まってしまいます。

板挟みに悩むなら、中小病院に管理職として転職

病院とスタッフの間の板挟みに悩む管理職の看護師は、中小病院に管理職として転職しましょう。

大病院は目標設定がしっかりしていて、目標を達成するよう強要されるので、板挟みに遭います。しかし、中小規模の病院は大病院ほど目標設定がきつくないですし、現場の自由度が高い傾向にあります。

よって、中小規模の病院なら、管理職としてあなたの意見を反映した部署運営がしやすいのです。

もちろん、中小規模の病院がすべて緩い&自由度が高いというわけではないので、事前にきちんと確認する必要があります。

管理職をやっている限り、まったく板挟みにならない、全部自分の思い通りにできるというわけにはいきません。

しかし、ある程度自由にあなたの意見を取り入れてくれる職場で管理職をやれば、ストレスは少なく、しかも管理職としてのやりがいを感じることができるでしょう。

→どの病院だと管理職の自由度が高いのか?自分で調べる自信がない方は、どの病院が管理職の自由度が高いのかを転職コンサルタントが調べてくれます。

患者さんと接することができないことに悩む時の解決法

管理職になると、デスクワークや会議などが多くなり、患者と接する機会はとても少なくなります。

主任は病棟がバタバタしている時には、ケアに入ることもありますが、部屋持ちをすることはほとんどありません。

師長が患者と接するのは、何かトラブルがあったり、クレームがあった時などが多いです。患者の採血をしたり、清潔ケアをしたりする機会は、ほぼありません。

管理職の仕事はやりがいもあるけれど、あまりに患者さんと接する機会がなく、デスクワークや会議ばかりに追われていると、何のために看護師になったのかわからなくなってきてしまいます。

看護学生の頃の気持ちを思い出すと、患者と接することができないのに、看護師と言えるのか悩んでしまうのです。

患者と接するにはスタッフとして転職するしかない

また、患者さんと接しながら働きたいなら、スタッフの看護師として転職するしかありません。

今の職場で管理職を引き受けてしまった以上、管理職を辞めて、また一般のスタッフとして働くのは無理があります。

降格が不可能というわけではないですが、基本的によほどのトラブルがないと降格はありませんし、無理に降格させてもらったら、職場での立ち位置が微妙になって、居づらくなってしまいます。

だから、一般のスタッフとして転職したほうが良いのです。この時に、管理職経験があるとわかると、転職先でまた管理職を押しつけられる可能性があります。

そういったリスクをなくすためには、あらかじめ管理職にはならないことを了承してもらってから、面接を受けるようにしないといけません。

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管理職としてうまく仕事ができないことに悩む時の解決法

管理職の仕事は、一般的な看護師としての仕事とは全く違います。管理職になると、今まで必要だった看護師としてのスキルよりも、マネジメントスキルが必要になります。

管理職になると、ベテラン看護師でも今まで経験したことがない仕事をしなければいけなくなります。

臨床現場では頼りになるベテラン看護師だからといって、管理職の仕事がうまくできるとは限りません。

管理職の仕事が思ったようにうまくできないと、病棟運営がうまくいかなくなりますし、今まで長年築いてきた看護師としてのプライドが崩れ落ちてしまいます。

管理職のスキルを上げるには研修に参加すべき!

管理職としての仕事がうまくできずに悩む看護師は、看護管理の研修にどんどん参加してください。管理職になったばかりの頃は、管理職の仕事がうまくいかなくて当たり前です。

新人看護師の頃も、仕事ができなかったと思います。それと同じです。あなたは今、新人管理職なので、仕事ができなくて当たり前なのです。

新人が仕事ができるようになるには、研修に参加する必要があります。院内の看護管理の研修、日本看護管理学会の学術集会、看護協会の看護管理の研修などに参加すれば、少しずつ管理職の仕事のノウハウがわかってきます。

そして、さらにスキルアップするためには、認定看護管理者の資格取得に挑戦するのも良いでしょう。認定看護管理者の研修はファーストレベル150時間、セカンドレベル180時間、サードレベル180時間の3段階に分かれています。

管理職の看護師としてこれからも管理職にこだわっていくなら、取得しておいて損はない資格です。

研修時間がとても長く、日勤の仕事と両立させながら研修を受けるのは難しいですので、職場の資格取得支援制度などを利用して、研修を受ける人が多いです。

→今の職場では院内研修が今ひとつであったり、看護管理の研修がないという人、また資格取得支援制度がない職場で働いている人は、転職コンサルタントがどの病院が看護管理に関する院内研修や資格取得支援制度があるのかを詳しく調べてくれるんです。

もっと上を目指したいけれど限界を感じる時の解決法

最初にも説明しましたが、看護師の管理職は主任看護師、看護師長、看護部長と3段階に分かれていて、どんどん上を目指していくことができます。看護師の管理職の頂点は、副院長を兼任する看護部長かもしれません。

ようやく主任看護師になったのに、師長の空きポストがなくて、なかなか昇進できない。また、競争率が高すぎて、他人を蹴落として昇進するのに限界を感じる。同期は看護師長になったのに、自分はまだ主任のまま。

こういった悩みを持つ看護師の管理職は多いです。もっともっと昇進したいけれど、なかなかポストが空かない、競争率が高すぎるなどの理由で限界を感じている管理職の看護師は少なくありません。

昇進を目指せる病院へ管理職として転職!

昇進をしたいけれど、限界を感じている人は、昇進を目指せる病院へ管理職として転職すると良いでしょう。

大学病院など大病院は、競争率が非常に高いですが、中小規模の病院は「昇進に興味がない。緩く働きたい」というスタイルの看護師が多いです。よって、管理職の競争率はそこまで高くありません。

そのため、競争率が高くない中小規模の病院に管理職として転職すれば、昇進を目指すことが可能です。今の職場では師長までしか昇進できなくても、転職すれば、看護部長を目指すことができるのです。

しかし、中小規模の病院は、管理職のポストが少なめです。病棟数が少なければ、師長の数も少ないということですから。

少ない管理職のポストが全部埋まっていて、しかも皆辞める予定がなく、定年退職までまだまだ時間もあるという病院に転職してしまった場合、昇進どころか管理職になるのも難しいでしょう。

例えば、主任の年齢が30歳、看護師長が40歳、看護部長が45歳で、管理職のポストはこの3つだけ、さらにはみんな定年退職まで辞めない場合、あなたが管理職になれる可能性はあと15年間はないと考えて良いでしょう。

だから、管理職として中小規模の病院に転職する場合には、タイミングが一番大切です。

管理職のポストに空きがあるタイミング、または上のポストの看護師がもうすぐ定年退職となる予定であるタイミングで転職すれば、思ったよりも早く、そして楽に昇進していけるはずです。

→転職先での管理職のポストに空きはあるのか?または空きそうなのか?タイミングを知る自信がないという方は、転職コンサルタントがどの病院だと管理職のポストに空きはあるのか?または空きそうなのか?を調べてくれます。

まとめ

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看護師の管理職に多い悩みと解決法をまとめました。看護師の管理職は管理職なりの悩みがあります。でも、それは転職や研修への参加などで解決することができます。

看護師転職支援サイトがおすすめ

中小規模の病院に管理職として転職を考えている人は、看護師転職支援サイトを使って転職をすることをおすすめします。

管理職として転職する場合、管理職の求人に応募しなければいけませんが、管理職の求人は非公開求人になっていることが多いので、看護師転職支援サイトを使わないと、探すことができません。

また、管理職の自由度は高いのか、ポストに空きはあるのかなどを転職コンサルタントが調べてくれます。さらに、管理職の役職手当や給料、看護管理に関する院内研修の有無や資格取得支援制度の有無も詳しく調べてくれるんです。

管理職が嫌な人は、「病院側に管理職の経験はあるけれど、昇進なしの約束で採用してください。」とコンサルタントが一言添えてくれるので安心して転職できます。

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この記事は、この2人が分担して執筆・監修しています

杉村夏美(すぎむら なつみ)33歳 女性

職業:看護師専門転職コンサルタント

普段は看護師専門の転職コンサルタントとして働いていますが、看護師の転職に関するいろいろな情報を提供したいと思い、 協力関係にある「なーすのきもち」で記事を書かせていただくことになりました。

看護師の転職コンサルタントとしての知識や経験だけでなく、働くママとしての立場からも、看護師の皆さんへ転職に関する 情報提供やアドバイスができればと思っています。

太田 博(おおた ひろし)36歳 男性

職業:看護師専門転職コンサルタント

「なーすのきもち」運営会社様とは協力関係にあり、より実態に即した正確な情報を発信する為、テーマ毎に転職コンサルタ ントの視点での記事を書き、提供しております。

転職に失敗して負のループに陥らない為にも、なるべく多くの正確な情報を提供していきたいと思いますので 今後ともよろしくお願い致します。

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