看護師はお礼奉公中でも辞めたい!正しい方法ですべて解決!

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看護師でお礼奉公中でも辞めたいと考えている方は少なくありません。お礼奉公中に辞めたいなんて、看護師のわがままと言われることもありますが、ただ単にわがままとは言えない部分もたくさんあります。

お礼奉公中に辞めたい看護師のために、転職できる抜け道を説明します。

看護師のお礼奉公は悪い制度ではない

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看護師でお礼奉公は悪しき慣習であるというイメージを持っている人は少なくないと思います。看護師を縛り付け、無理に働かせる制度と思っている人もいるのではないでしょうか。

でも、看護師のお礼奉公は悪い制度というわけではないのです。なぜなら、あなたは看護学校や看護大学に通っている時に、奨学金をもらっていましたよね。

その奨学金は本来なら返さなくてはいけないものですが、「返さなくて良い代わりに、指定の職場で決められた年数は働いてください」という制度がお礼奉公なのです。

つまり、奨学金を借り、それを返さない対価として、決められた年数を決められた場所で働くのがお礼奉公です。ちなみに、別にお礼奉公中は給料は全額支給されますし、給料から奨学金を返済しなくてはいけないというわけではありません

ただ、お礼奉公中に退職するなら、奨学金は全額返さなくてはいけません。借りたものは返さなくてはいけないので、これは当たり前の制度と言えるのではないでしょうか?

お礼奉公の制度があるおかげで、経済的な問題が解決できて、看護師になることができたという看護師はたくさんいると思います。

看護師のお礼奉公は法律違反ではない

お礼奉公は違法ではありません。憲法第22条の職業選択の自由に抵触しているという意見もありますが、お礼奉公があるという前提の奨学金を借りた時点で、自分で働く場所を選んでいるので、憲法に違反しているわけではありません。

労働基準法第16条の賠償予定等の禁止にも違反していません。退職する時には一括返済しなくてはいけないというのは、賠償金・違約金に当たるのではないか?と思うかもしれません。

しかし、退職時に返済するのは、賠償金や違約金ではなく、あなたが借りていた奨学金なので、労働基準法にも違反していないのです。

考え方によっては、ちょっとグレーな部分もありますが、基本的には看護師のお礼奉公は違法ではなく合法なのです。

その証拠に、過疎地の自治体の中には積極的にお礼奉公制度を推進しているところがあります。自治体が奨学金を出して、卒業後は自治体が指定する医療機関で働いてもらうというお礼奉公制度です。

自治体が違法なことをするはずがないので、お礼奉公は法律違反ではないのです。

看護師がお礼奉公中に辞めたい3つの理由

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看護師がお礼奉公中に辞めたいと思う理由には、3つあります。

  1. お礼奉公先が新人看護師向きの職場ではなかった
  2. お礼奉公先が過疎地だった
  3. お礼奉公が5年なんて長すぎる

お礼奉公中であるにも関わらず、「どうしても辞めたい」と思う理由を説明していきます。

お礼奉公先が新人看護師向きの職場ではなかった

お礼奉公中は指定されたところで働かなくてはいけません。指定の職場は急性期病棟が多いですが、急性期病棟以外のところで働かなくてはいけないこともあります。

新人看護師でも、指定された職場が精神病院や療養型病院だったら、そこで働かなくてはいけないのです。

精神病院や療養型病院の中には、新人看護師向けの教育制度が整っていなかったり、看護師としての基礎的なスキルを身につけにくいところがあります。

それでも、お礼奉公中はそこで働かなくてはいけないのです。お礼奉公先が看護師としての基礎的なスキルを身につけにくく、成長できない診療科(職場)だったら、辞めたいと思うのも仕方がないことだと思います。

お礼奉公先が過疎地だった

お礼奉公は、看護学校の近くに限られていません。奨学金を借りた病院が過疎地にも病院や診療所を持っていれば、そちらに配属される可能性も十分にあります。

行ったこともないような過疎地で働かなければいけないこともあるのです。

今まで行ったこともないような過疎地で、都会にしか住んだことがない20代前半の若い女性が楽しく働ける可能性は高くありません。

こういった場合も、お礼奉公中に辞めたいと思うようになってしまうのです。

お礼奉公が5年なんて長すぎる

お礼奉公は3~5年になっています。最近は、少しでも長く看護師に働いてもらいたいから、お礼奉公を5年間としている病院が少なくありません。

いくら奨学金を返済しなくて良いからといって、20代の大切な時期を5年間縛られるのは、長すぎると感じてしまいますよね。

20代で結婚・妊娠をすることもあります。結婚して家事と仕事を両立できるところに転職したいと思うこともありますし、妊娠・出産をきっかけに一度家庭に入りたいという人もいるでしょう。

お礼奉公の期間が長すぎて、辞めたいと思うのは当たり前のことだと思います。

看護師がお礼奉公中に辞めたい時起こるトラブル

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看護師がお礼奉公中に退職する場合、次の2つのトラブルが起こることがあります。

  1. 絶対に辞めさせてもらえない
  2. 一括返済を求められる

絶対に辞めさせてもらえない

看護師がお礼奉公中に「辞めたいです」と伝えても、「お礼奉公中なんだから、辞められるはずがないでしょ!」と師長に言われて、辞めることができないことがあります。

病院側としては、お礼奉公中であっても、そうでなくても看護師に辞められるのは困りますので、何とか引き留めたいと思っています。

普通の看護師とお礼奉公中の看護師のどちらが引き留めやすいかというと、お礼奉公中の看護師ですよね。だから、お礼奉公中の看護師はなかなか辞めさせてもらえません。

一括返済を求められる

看護師がお礼奉公中に退職する時のトラブルの2つ目は、一括返済を求められることです。一括返済を求めることで、病院側は看護師の退職を阻止しようとしています。

お礼奉公中の若い看護師は、まだ貯金がそれほどありません。奨学金の一括返済を求められても、返済するお金を用意できないのです。

看護師がお礼奉公中に辞めたい時の間違った解決方法

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看護師がお礼奉公中に辞めたいと思っても、一括返済を求められて困ってしまった場合、どうすれば良いのでしょうか?

まずは、「これはやってはいけない」という間違った解決方法を確認していきましょう。

  1. 辞められないからひたすら我慢する
  2. カードローンや消費者金融に手を出す

辞められないからひたすら我慢する

看護師がお礼奉公中に辞めたい時の間違った解決方法は、辞められないからひたすら我慢することです。

師長はなかなか辞めさせえてくれないし、一括返済するのも無理だから、我慢して働こう。これも、1つの解決方法だとは思います。

ただ、辞めたいのに、我慢して働く意味はあるのでしょうか?20代の大切な時期を嫌な職場で我慢して過ごすなんて、もったいないです。30代、40代になってから必ず後悔するでしょう。

本気で辞めたいのに、ただ我慢するだけの解決方法は間違っています。

カードローンや消費者金融に手を出す

お礼奉公中に辞めたい時の間違った解決方法、2つ目はカードローンや消費者金融に手を出すことです。

奨学金の一括返済のためのお金を用意できないから、カードローンや消費者金融でお金を借りて、それを返済に充てようとする人もいると思います。

ただ、これは止めましょう。カードローンや消費者金融は簡単にお金を借りることができます。ただ、利率がとても高いです。

しかも簡単にお金を借りてしまったら、「こんなに簡単にお金って借りれるんだ♪」と思って、今後もどんどん借りるようになる可能性もあります。

しかし、借りたものは返さなくてはいけません。利率が高いので、どんどん利息だけが増えていき、借金が増えていってしまうのです。

そして、奨学金どころか、それ以上に膨れあがった借金を返せない状態になってしまいます。

借金で首が回らなくなるかもしれないのに、その方法でお礼奉公先を辞めるなんて間違っています。そんなリスクを背負わなくても、お礼奉公先を辞めることはできます。

看護師がお礼奉公中辞めたい時の正しい解決方法

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看護師がお礼奉公中に辞めたい時の正しい解決法を見ていきましょう。

  1. まずは親に相談する
  2. 病院側へ返済金の減額と分割払いを交渉
  3. 辞めさせてもらえないなら、労働基準監督署に相談
  4. 立替一括返済してくれる病院へ転職する

我慢しなくても、リスクを負わなくても、お礼奉公先を辞めて、心機一転新しい看護師生活を始めることは可能です。

まずは親に相談する

お礼奉公中に辞めたいと思ったら、まずはご両親に相談してください。ご両親なら、あなたの奨学金の肩代わりをしてくれるかもしれません。

奨学金の肩代わりをしてもらったら、あとからあなたがご両親に少しずつ返済していけば良いのです。

肩代わりが無理だった場合でも、ご両親はあなたより長く生きてきて、社会的経験があるのですから、あなたに良いアドバイスをしてくれるはずです。

また、次に説明する病院との交渉にも、ご両親が参加してくれると、交渉がうまく進むことがあります。

20代の若手看護師1人で交渉すると、病院側は舐めてかかることが多いですが、ご両親が出てくると、きちんとした対応をするようになるのは珍しいことではありません。

病院側へ返済金の減額と分割払いを交渉

お礼奉公中に退職すると、奨学金の一括返済を求められることが多いです。病院に一括返済を求められたからと言って、素直に応じずに、まずは減額と分割払いを交渉してみましょう。

あなたが総額200万円の奨学金を借りていて、お礼奉公の期間が5年と決められていたとします。

あなたは丸2年働いて辞めたいと思ったら、2年間働いた分は、減額される可能性があるのです。

200万円の奨学金でお礼奉公期間が5年間とすると、1年あたり40万円という計算になります。丸2年働いたら、80万円分働いたと言えますね。

だから、交渉次第では200万円ではなく120万円の返済で済む可能性があるのです。

また、一括返済ではなく、分割で返済することが認められる場合もあります。だから、諦めずに病院側と交渉してください。

辞めさせてもらえないなら、労働基準監督署に相談

もし、あなたが退職を申し出ても、お礼奉公中だからという理由で退職が認められない場合は、病院側は違法行為をしていることになります。

お礼奉公中でも辞めることは可能です。民法627条で雇用の解約はいつでも申し入れることができると保証されています。

どうしても退職させてもらえないという時には、近くの労働基準監督署に相談すると、労働基準監督署から病院に注意が入るので、退職できるようになると思います。

立替一括返済してくれる病院へ転職する

お礼奉公中に辞める時の最終手段は、立替一括返済をしてくれる病院へ転職することです。

奨学金の返済に必要なお金をあなたに代わって立て替えてくれる病院に転職すれば、堂々とお礼奉公先を退職することができます。

立て替えてくれたお金は、一定期間働けば返済免除の病院もありますし、給料から天引きして分割で返済していく病院もあります。

立替一括返済をしてくれた病院で再びお礼奉公をするのか、それとも地道に返済していくのか。立替てもらったお金はどういう扱いになるのかは、今後のあなたの人生計画においてとても重要なポイントになります。

立替一括返済してくれる病院だからいって、飛びつかずに立て替えてもらったお金の扱いについては、きちんと確認しておきましょう。

看護師がお礼奉公で辞めたい時に立替一括返済をしてくれる病院を探す方法

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看護師がお礼奉公で辞めたい時の最終手段は、立替一括返済をしてくれる病院へ転職することですが、立替一括返済制度がある病院はどうやって探せえば良いのでしょうか?

  1. 基本的に求人情報には載っていない
  2. 看護師転職支援サイトを利用する
  3. 立替要件を確認する

基本的に求人情報には載っていない

立替一括返済制度かどうかは、基本的に求人情報には載っていません。看護師の奨学金を立て替えることは一般的ではなく、希望する看護師がいた場合に検討する、というスタンスの病院が多いからです。

また、「うちはあなたの奨学金の肩代わりをしますよ」と公表してしまうと、お礼奉公制度がある病院を敵に回すことになるので、公表することはできないのです。

看護師転職支援サイトを利用する

立替一括返済をしてくれる病院を探すためには、看護師転職支援サイトを利用するのが一番確実です。

看護師転職支援サイトを使うと、転職コンサルタントが病院側に立て替えてくれるかどうかをコッソリ聞いてくれるので、簡単に立替一括返済をしてくれる病院を見つけることができます。

立替要件を確認する

立替一括返済をしてくれる病院を見つけたら、最後に要件を確認しなければいけません。

  • いつ肩代わりしてくれるのか
  • 立て替えてもらったお金の扱いはどうなっているか
  • 途中で辞めたらどうなるか

立替一括返済の制度がある病院に飛びつくのではなく、しっかりと仕組みを確認することが大切なのです。

いつ肩代わりしてくれるのか

あなたの奨学金を肩代わりしてくれると言っても、入職後にしか肩代わりしてくれない病院もあります。そういった場合は、いったん自分で勤務先の病院に返済しなければいけないので、肩代わりの意味がなくなるのです。

立て替えてもらったお金の扱いはどうなっているか

立替一括返済制度がある病院の中には、一定期間働いたら返済不要としているところがあります。これはお礼奉公の続きのようなものですね。一定期間働いたら、立て替えたお金は返済不要としている病院の場合、2回目のお礼奉公の期間はどのくらいなのかを確認しなければいけません。

また、月々給料から一定額を天引きして、分割で返済してく方法の病院もあります。この場合は、毎月の返済額を確認しておくようにしましょう。

途中で辞めたらどうなるか

万が一肩代わりしてくれた病院を、お礼奉公終了前または分割での返済完了前に退職する場合はどうなるのかも重要なポイントです。

一定期間働いたら返済不要の条件の場合、途中で辞めた時の返済額はどのくらいになるのか。また、返済は一括か分割か。分割で払う場合も同様に返済が終わる前に退職したら、残りは一括で払わなければいけないのか、分割でも良いのか。

これは必ず確認しておくようにしましょう。

まとめ

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看護師のお礼奉公について、またお礼奉公中に辞めたい時の間違った解決方法と正しい解決方法をまとめましたが、いかがでしたか?看護師はお礼奉公中でも退職することは可能です。

立替一括返済をしてくれる病院に転職したいなら、看護師転職支援サイトを利用する必要があります。

立替要件についても、転職コンサルタントが細かく確認をして、無理なく返済していけるように交渉してくれますので、安心して転職することができるのです。

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この記事は、この2人が分担して執筆・監修しています

杉村夏美(すぎむら なつみ)33歳 女性

職業:看護師専門転職コンサルタント

普段は看護師専門の転職コンサルタントとして働いていますが、看護師の転職に関するいろいろな情報を提供したいと思い、 協力関係にある「なーすのきもち」で記事を書かせていただくことになりました。

看護師の転職コンサルタントとしての知識や経験だけでなく、働くママとしての立場からも、看護師の皆さんへ転職に関する 情報提供やアドバイスができればと思っています。

太田 博(おおた ひろし)36歳 男性

職業:看護師専門転職コンサルタント

「なーすのきもち」運営会社様とは協力関係にあり、より実態に即した正確な情報を発信する為、テーマ毎に転職コンサルタ ントの視点での記事を書き、提供しております。

転職に失敗して負のループに陥らない為にも、なるべく多くの正確な情報を提供していきたいと思いますので 今後ともよろしくお願い致します。

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